この土日もひたすら寝て過ごした。
今日、月曜も、首の痛み・抑うつに相変わらず包まれていた。
だからと言って、周囲の「他人」にガタガタ言われる覚えはなく、やるべきことは淡々とやって済ませた。
土日寝る中で、たくさんの夢を見た。
その中の一部分だが、菅野美穂ちゃんが出てきた。
夢の中では、私も彼女もとても貧しかったが、一緒になろう、と籍を入れて、安アパートに2人で住みだした。
その部屋は、古い色褪せたタタミ・・・昭和のアパートの一室的でもあるが、広い広間の一角をカーテンで仕切った間借人のようでもあった。
古びた木枠窓のすりガラスから、秋の白い空が見えた。
狭い空間にはコタツがあった。
菅野美穂ちゃんが、いつもほがらかであるのに対して、この夢の中に出てくる彼女は、寂しそうで・うつむき加減の過去を引きずっていた。
そんな彼女に「大丈夫だから」といつも声を掛けて、抱きしめた。
なんとか笑顔を引き出そうとする自分。
***
NHK朝の名作ドラマ「ゲゲゲの女房」に出てくる調布ののどかな風景をも思わせる、東京の水辺の土手がある下町。
その土手の道に、松尾芭蕉の銅像がある。空をカラスが飛んでいる。
その土手を歩くとアパートはある。
どういうわけか?、会社で仕事上付き合いのある役員が家に来るというので、貧しいながらも、手料理とお酒を用意する。
狭い空間でみなコタツに入りながら、精一杯のもてなしをして、その後、自分が夕方、自転車をころがしながら帰り道を送って行った。
彼女との生活は、ささやかで貧しいけれども、心が通じ合った暮らしだった。
とても切ない夢だった。
***
かつて、自分は何度か結婚寸前まで行きながら失敗している。
その結果、今、独身で居る。
2012年の日本。
外を歩いていたり、電車に乗っていると、多くの「ばいた」に出会うことが多くなった。
「私ってセクシーで魅力的でしょう?」と言うボディーランゲージ/アピールをしながら、世間を跋扈している。
それぞれの女から、スケベな服装やスケベなパーツや化粧などという外装を差し引いて・取り外してしまうと、残るものは何だろうか?
見る楽しみは覚えながらも、ふとそんなことがよぎる。
逆に言えば、みにくくてもエロと化粧と手術などをまとえば、男を惹き付ける・役立つモノへの「変身」に手が届くのである。
届くとなれば、手を伸ばす心境は、みにくい自分には理解出来る。
小学生の頃、1組の中に本当にステキな女の子が居る一方で、
将来「そーいう」商売で生きていくんだろうな、というにおいをたたえた子が居たことを想い出す。
***
男女の付き合いに、SEXの要素は抜きにして語れない。
理屈やきれいごとで済まないのは、重々承知の助。
しかし、それのみの結び付きだけでは、さみしいし、一緒に居られる決断には至らない。
過去、何度か結婚を決断しながら、破綻した際の、心の痛手は死にたいような想いだった。
自分が「結婚」を決断した女性は、いずれも、性的要素のみではなくて、ずーっと一緒に居たいと思わせる人だった。
そういう人は、不思議とみんな似ていて、表裏の無い、どんなときにも性格や表情が変わらない・天然色をした人だった。
不思議なものである。
それは好きな女優さんなどにも通じていて、麻生久美子さん・山瀬まみちゃん・優香ちゃん・堀北真希ちゃん・菅野美穂ちゃん。。。
アナウンサーでいえば、八木亜希子さん・竹内香苗さんなどは、明らかにそういう系譜に属している。
***
夢に出てきた菅野美穂ちゃんの様は、伊集院光さんがよく言う・童貞たちが「自分らの都合の良い方向に」「寄せる」という行為そのもの。
そんな妄想が、脳に拠ってなされた結果、夢に現れたのだろう。
しかし、自分は、菅野美穂ちゃんを抱きしめたい「まで」は素直に想うが、SEXをしたいという気持ちには直結しない。
むしろ、愛おしくて、ずーっと一緒に暮らしたいという想いを抱かせるかわいさがある。
見ているだけで穏やかな気持ちになる。
未だに自分の中に眠っている童貞心をくすぐる。
不思議なヒト。
***
自分が、みうらじゅん先生・伊集院光さんに抱くシンパシーの一端は、長きに渡る童貞時代を過ごし・その病気をこじらせ・気の狂いそうに・女性を・優しさを・渇望した痛い夜を越えてきたこと。
そして、それを未だに引きずっている点であろう。
男が女と違う点は、いくら女性経験を経ても、男が童貞を卒業した証拠は、実は何も残らない。
みうらさんは「気持ち悪い」と周囲に言われながらも、わが道を突き進んだ結果、今ではすっかりカッコイイ姿になった。
奥さんが居たというのに、Birdと不倫し・子供まで産まれてしまうに至る。
伊集院さんも「一生、自分は女性とは縁が無いんだろうなあ・・・」と思っていながらも、結果、篠岡美佳さんと結婚し、しあわせを手に入れている。
頭の良さと共に、苦労した分、醸造された味のある魅力的な人だと、つくづく思う。
照れから自分のことを披露しない性分でありながらも、時折、ラジオで奥さんとの出来事を語る場面に、奥さんへの愛を感じさせる。
かわいくて仕方が無いんだろうな・・・、そんな風に思う。
ただ、この2人、いくらそうした今があろうとも、過去いかに悲惨な童貞時代があったかは消えていないし、そこにこだわりを持っている。
この2人が語る童貞=DTには、同じ経験を踏んできた自分は、大いに共感を抱く。
たぶん、こういう感覚は、男にしかわからないものであろう。
「やった」「やってない」だけで済む世界だったら、片付けしやすい楽なものだろうか。
やったところで、何も片付かず・消えることの無いものがある。
■ 菅野美穂ちゃん 『サントリー 角ハイボール』CM ■
このCMでの菅野ちゃんのかわいさには、すっかり参ってしまう。
「ほっしゃん」ならずとも。
チキンラーメンのCMで初めて知って以来、約20年経つが、より一層彼女の存在そのものは輝いている。
長々とぼやいた割には、 しょせん女好きのタワゴトに過ぎないのかもしれないが。。。