こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2012年11月15日 木曜日 五日目・七五三の夜

2012-11-15 23:55:09 | 雑記帳
11月15日。子供を持つ方にとっては、七五三の日。

【公】丸一日、有明展示会のお手伝い。
一年に一度のご奉公。
受付嬢、ならず受付おやぢ。さまざまな物語が、リアルタイムで生まれる愉しみ。



人が出会い・すれ違う人間交差点。
偶然のフラグメント。
一人一人の方々に接するうちに、あっという間に時間は過ぎる。

むかし、支援してもらった人、出会った人、などに偶然出会いお話しをする。
「ヒゲをたくわえていて、わからなかったよ(笑)。」
こんな自分にも、繋がっている糸を抱いていてくれる、数少ない方々に感謝。

***

祭りが終わったあと。
早い日暮れ。



外で同僚を誘い、コーヒーとタバコで一服・雑談。
駅で別れると、静まる有明の夜は、冬の風と空気に一変。



***

【私】会場まで来てくれた、お世話になってきた仲間を囲んで、お酒を飲もう。
そんなささやかな数人の場を教えてもらった。誘ってもらった。
行きたい。けれども、コチャコが待っている。
丁重に断る。断腸の思いで。

実家に向かう。
まずは、お医者さんの結果を聞く。
甲状腺機能亢進症では無い、多少の痴呆は来ている。
そして、栄養剤の注射。

それ以上の情報が無い。

長イスの陰からコチャコが現れた。
しかし、昨夜より状況は明らかに悪化している。

歩こうとするが、後足がもつれて少し歩いて倒れてねじれる。
そのままになる。
壁に向かうと、突き当たったまま動かない。
水飲み場に下ろすと、前足を器の中にいれてしまい、そのままになる。

一週間もしない間に、大きく変化した様。それは、まさかとしか言えない。

***

三人の家族会議。
また、鬼畜は、まみちゃんの時と同様、あっさり安楽死を臭わせる。

本人自体がボケている鬼畜の言うことを流す。
彼を除き、お袋と話し合う。

その後、さらにネットでいろいろ調べる。
似た経験をなさった方を探して。

それを踏まえて、再度、お袋と話し合う。



自分なりの暫定結論。
たぶんコチャコの痴呆は内部で進んで居たのだろうが、この日々の変化の早さから、戻ることはない。
脳に何かが起きているかもしれない。
突然のことだが、死期は近い。そう思うしかない。腹をくくる。

抱っこして、まん丸のかわいい目も見たが、既に撫でたりしても、目は変化しない。
また、お話しをしても反応が無い。
ノドやカラダをマッサージしても、ゴロゴロすら言わない。
すでに、目も耳も機能していないのかもしれない。

お水、お医者さんでもらったペースト状のエサをスポイトであげる。クチに含まない。
ぼうっと目を開けて、ずっと立っている時には、横にして体力消耗を減らしてあげる。
歩くであろう動線上の障害物を取り除く。
安心するらしき、暗がりで静かにしている時間を大事にする。

明日、朝にどうなっているかさえわからない。
カラダに耳をくっ付けて打つ脈や、お腹の呼吸があることは確認したが、いつどうとは言えない。
今夜は、布団を運び込み、近くで添い寝する。

どこまで行っても後悔がゼロにはならない。
それは、どのような選択をしても同じだ。
ならば、出来ることをするしかない。





コメント (2)
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