を見る(@スパイラルホール)。
去年さいたまでみたものに比べて格段にバランスがよくなっていてた、というのが何より最初に思ったこと。ダンスに力点が置かれ、また切り絵のような背景の舞台美術などキノコの「デザイン性」が遺憾なく発揮されていて、このグループの完成型を見たとでも言いたい気持ちになった。コンテンポラリーダンスの世界にはあまり興味なくてもキノコは好きというファンが会場を満たしている感じも、若手のグループの中では際立った存在であることを実証している。観客が見たいと思っているものを見せる、期待に確実に応える、期待の幅を無理に広げるよりは、期待の深さを探っている、という感じもした。
一種のそうした成熟は、ただし、批評を必要としないもの、でもある。そこにニーズがあって見事それに応える、それでもういいではないか、というのであれば。
「かわいい」キノコ舞踊団には、「珍しい」の要素は希薄であって、その「かわいい」に「キモ」みたいな変な要素は含有されていない、ただただかわいいのだった。
去年さいたまでみたものに比べて格段にバランスがよくなっていてた、というのが何より最初に思ったこと。ダンスに力点が置かれ、また切り絵のような背景の舞台美術などキノコの「デザイン性」が遺憾なく発揮されていて、このグループの完成型を見たとでも言いたい気持ちになった。コンテンポラリーダンスの世界にはあまり興味なくてもキノコは好きというファンが会場を満たしている感じも、若手のグループの中では際立った存在であることを実証している。観客が見たいと思っているものを見せる、期待に確実に応える、期待の幅を無理に広げるよりは、期待の深さを探っている、という感じもした。
一種のそうした成熟は、ただし、批評を必要としないもの、でもある。そこにニーズがあって見事それに応える、それでもういいではないか、というのであれば。
「かわいい」キノコ舞踊団には、「珍しい」の要素は希薄であって、その「かわいい」に「キモ」みたいな変な要素は含有されていない、ただただかわいいのだった。