対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

発想=プレイスレス

2006-12-27 23:55:55 | 雑談
これもかなり前の話になってしまうのだが、週刊誌に「今、あらゆることに対する『代行業』が盛ん」という記事があった。

「同窓会幹事代行」などは「なるほど」と思うけれど、中にはわけのわからないことを代行するものも。
例えば「墓参り代行」などもあるそうだ。
代行を頼むほうも頼むほうだが、代行する方も代行する方。
全く両者の気持ちがわからない…というより、墓参りというものをどう考えているのか不思議だ。

「オンラインゲーム」の売買の仲立ちをするという、サービス業もある。
どういうものかをゲームをしない人に、説明するのは難しい。

要するにゲームには強力なアイテムなどが存在し、これらはなかなか手に入りにくいようプログラミングされている。
アイテムを「手筋」、プログラミングを「発想」とすればわかりやすいだろうか?
そしてそれを入手するためには、ある程度の運不運が影響し、いくらやっても入手できない場合もある。
しかしネットゲームをやっているプレイヤー達からすると、それは
「悔しい」?
あるいは
「ネットゲームの世界で、もっと強くなって、ハバを利かせるのに是が非でも必要」?
という感情が働くらしい。
そこでそれを幸運にも入手した人に「リアルにお金を払って」、そのアイテムを譲り受ける、そういう売買が成立するらしいのだ。
そしてその売買にトラブルが起きないよう、仲介するのがそのサービス業の仕事という訳。

これとても私の理解の範囲を超えた行為である。

ところがこれが更に進化(?)し、何と「キャラクターのレベルアップを代行します」という商売もあるそうなのだ。
これも一応説明すれば、
「自分の分身であるキャラクターがレベルアップすれば、ネット世界で大きな顔が出来る」
とでも思って頂きたい。

記事によればオンラインゲーム「信長の野望オンライン」で、レベル99まで上げる作業に100万円以上(うろ覚え)払う人がいたとか。
「信長の野望オンライン」というものをやってことがないので、それに見合う金額なのか判断できない。
が、データ一つが変わることが、そんなにお金を払うほどの幸せなのだろうか?
そしてそんな形でゲームをやって、楽しいのだろうか?
実力が伴わないのに、高段免状を買うのに似ているが、全くの理解不能である。

そしてこれに託けて、私がこの記事で言いたかったことは、こんな行為が罷り通る社会の中でなら、例えコンピュータによって必勝法が解明されたとしても、囲碁将棋チェスをやるほうがずっと有意義じゃないかということ。
最強の囲碁将棋チェスマシンを作ろうという情熱は、まだカワイイのではなかろうか?
少なくと自分の脳を鍛えないと、少なくとも自分が(リアルで)打つ碁には勝てないのだから。
お金で「発想」は買えない。
マイクロチップを脳内に埋め込んだ、「読み」を加速させるなんていう手法が成立でもしない限り、しばらくはボードゲームの「楽しさ」は安泰だと思うのだが、いかがだろうか?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿