『どうもお坊ちゃん育ちが身に染み込みすぎる。甘いな』(シャア)
<使用側>
黒番用。
<使用法>
置碁で勢力を張って、下手優勢。
しかしそこから崩壊!
その時に。
<解説>
第8話より。
ホワイトベースの休戦提案を自分の都合の良いように解釈して受け入れた、ガルマをみてのシャアの感想。
読みの浅さを嘲笑っている。
<使用例>
私の碁は読んだ棋書(と、あさださん達のご指導)で培養されている。
いわば書斎育ち。
碁ではシャアのいう「お坊ちゃん育ち」なのだろう。
このタイプは序盤は時に、高段並み(?)だったりする。
(追記:黒16はコスミツケて、攻め立てるのが正しかったようだ。
棋理がわかっていなかった)
本譜も白71までは、黒は置石がなくても優勢といった感じだった。
しかしここからの競り合いに弱いのが「お坊ちゃん」なところ。
黒72-74はちょっと違和感があったが置いておき、黒76は多分悪手。
左辺を平凡に囲ってフィニッシュだろう。
もっとも「戦いに弱い」という認識があるので、多少無理気味でも最近は戦うようにしている。
そういう意味からは一貫性はあるか?
結局この白は取れず、代償に勢力と左下の地を確保…と思ったのが甘い。
後の進行からもわかるように、Aをツグのが本手だった。
黒124からは不安な上辺の生きを図ったのだけど、慌てずとも図のような手順ではみ出す手はあったのではないか。
Bのキリもあって右上の白の方が被告だろう。
実戦の白129では白Cが利きなので、そう打たれるのが嫌だった。
白137から大惨事。
黒154と打った時点で中央を捨てる覚悟はできていたのだが、ならば黒156はツグ一手だった。
攻め合い絡みのコウと勘違い。
また黒180や190など中央の石を活用しようとして、かえって何手かモチコミにしている。
全然、攻め合いになるような手数ではない。
パスも考えると10目以上損しているのでは?
ほとほとイヤになった。
最後はダメヅマリから思わぬ頓死(追記:セキでした)で投了したが、それがなくとも8目半ほど負けているようである。
逆に言えば、これだけメチャクチャがあっても8目半。
いかに負けてはいけない序盤だったかということだ。
石を置いて負ける自分に我慢がならない。
「頑張りすぎて負けた」というポジティブなものでもないし。
(;GM[1]HA[2]KM[3.5]
RE[B+R]SZ[19]FF[4]
AB[dp][pd];W[pp];B[cd];W[ed];B[ee];W[cc];B[fd];W[ec];B[dd];W[dc];B[fc]
;W[bd];B[be];W[bc];B[ce];W[nc];B[lc];W[ne];B[pf];W[pb];B[qc]
;W[jc];B[kd];W[id];B[lf];W[ng];B[if];W[he];B[ge];W[hf];B[gf]
;W[hg];B[ig];W[hh];B[ph];W[qb];B[rb];W[pc];B[qd];W[mh];B[kh]
;W[ki];B[ih];W[ii];B[ji];W[jj];B[jh];W[hj];B[li];W[kj];B[lh]
;W[ni];B[lj];W[pi];B[oh];W[nh];B[oi];W[oj];B[pj];W[mj];B[lk]
;W[qi];B[qj];W[qh];B[qg];W[ok];B[pl];W[qm];B[ql];W[rm];B[pm]
;W[nm];B[gi];W[hi];B[dj];W[fh];B[gh];W[gg];B[fg];W[fi];B[gj]
;W[fj];B[gk];W[fk];B[gl];W[fl];B[gm];W[kl];B[fm];W[dl];B[dh]
;W[em];B[en];W[dn];B[do];W[cn];B[ek];W[el];B[co];W[ck];B[cj]
;W[eg];B[ff];W[dg];B[cg];W[cf];B[bg];W[eh];B[df];W[di];B[ch]
;W[ci];B[bi];W[ei];B[bj];W[bo];B[bp];W[bm];B[bl];W[ap];B[aq]
;W[ao];B[bq];W[cl];B[jd];W[hc];B[md];W[nd];B[mf];W[nf];B[mg]
;W[jp];B[pq];W[qq];B[oq];W[qo];B[lq];W[eo];B[fn];W[ep];B[dq]
;W[eq];B[gp];W[gq];B[hq];W[hp];B[fq];W[go];B[gr];W[fo];B[ho]
;W[hn];B[ip];W[gn];B[er];W[io];B[in];W[hp];B[am];W[iq];B[bn]
;W[hr];B[gq];W[mp];B[mq];W[lp];B[qr];W[rq];B[jr];W[ir];B[np]
;W[no];B[kk];W[jk];B[ll];W[lm];B[jl];W[km];B[ik];W[ij];B[il]
;W[ie];B[je];W[kb];B[eb];W[db];B[fb];W[bb];B[kq];W[kp];B[jn]
;W[jq];B[ks];W[lb];B[cm];W[dm];B[bm];W[hl];B[hk];W[jm];B[im]
;W[kn];B[ol];W[nl];B[pk];W[mk];B[pn];W[op];B[rl];W[rr];B[pr]
;W[nq];B[nr];W[qn];B[ml];W[mm];B[mc];W[mb];B[hb];W[me];B[le]
;W[kc];B[ld];W[ib];B[gc];W[ha];B[gb];W[ra];B[rc];W[sl];B[sk]
;W[sm];B[ad];W[ca];B[ac];W[ab];B[ae];W[gs];B[fs];W[hs];B[dr]
;W[qs];B[ps];W[rs];B[ns];W[rk];B[rj];W[sj];B[si];W[sk];B[on]
;W[nn];B[od];W[oc];B[of];W[og];B[pg];W[oe];B[ga];W[ia];B[pe]
;W[ic];B[bk];W[jo];B[ef];W[sb];B[sc];W[qa];B[ea];W[js];B[kr]
;W[np];B[is];W[fp];B[fr];W[js];B[sa];W[mr];B[ms];W[po];B[is]
;W[mi];B[js];W[sb];B[dk];W[hm];B[sa];W[os];B[or];W[sb];B[nk]
;W[nj];B[sa];W[lr];B[ls];W[sb];B[rh];W[sa];B[ri];W[kf];B[kg]
;W[jf])
ガンダムセリフ参照サイト
<使用側>
黒番用。
<使用法>
置碁で勢力を張って、下手優勢。
しかしそこから崩壊!
その時に。
<解説>
第8話より。
ホワイトベースの休戦提案を自分の都合の良いように解釈して受け入れた、ガルマをみてのシャアの感想。
読みの浅さを嘲笑っている。
<使用例>
私の碁は読んだ棋書(と、あさださん達のご指導)で培養されている。
いわば書斎育ち。
碁ではシャアのいう「お坊ちゃん育ち」なのだろう。
このタイプは序盤は時に、高段並み(?)だったりする。
(追記:黒16はコスミツケて、攻め立てるのが正しかったようだ。
棋理がわかっていなかった)
本譜も白71までは、黒は置石がなくても優勢といった感じだった。
しかしここからの競り合いに弱いのが「お坊ちゃん」なところ。
黒72-74はちょっと違和感があったが置いておき、黒76は多分悪手。
左辺を平凡に囲ってフィニッシュだろう。
もっとも「戦いに弱い」という認識があるので、多少無理気味でも最近は戦うようにしている。
そういう意味からは一貫性はあるか?
結局この白は取れず、代償に勢力と左下の地を確保…と思ったのが甘い。
後の進行からもわかるように、Aをツグのが本手だった。
黒124からは不安な上辺の生きを図ったのだけど、慌てずとも図のような手順ではみ出す手はあったのではないか。
Bのキリもあって右上の白の方が被告だろう。
実戦の白129では白Cが利きなので、そう打たれるのが嫌だった。
白137から大惨事。
黒154と打った時点で中央を捨てる覚悟はできていたのだが、ならば黒156はツグ一手だった。
攻め合い絡みのコウと勘違い。
また黒180や190など中央の石を活用しようとして、かえって何手かモチコミにしている。
全然、攻め合いになるような手数ではない。
パスも考えると10目以上損しているのでは?
ほとほとイヤになった。
最後はダメヅマリから思わぬ頓死(追記:セキでした)で投了したが、それがなくとも8目半ほど負けているようである。
逆に言えば、これだけメチャクチャがあっても8目半。
いかに負けてはいけない序盤だったかということだ。
石を置いて負ける自分に我慢がならない。
「頑張りすぎて負けた」というポジティブなものでもないし。
(;GM[1]HA[2]KM[3.5]
RE[B+R]SZ[19]FF[4]
AB[dp][pd];W[pp];B[cd];W[ed];B[ee];W[cc];B[fd];W[ec];B[dd];W[dc];B[fc]
;W[bd];B[be];W[bc];B[ce];W[nc];B[lc];W[ne];B[pf];W[pb];B[qc]
;W[jc];B[kd];W[id];B[lf];W[ng];B[if];W[he];B[ge];W[hf];B[gf]
;W[hg];B[ig];W[hh];B[ph];W[qb];B[rb];W[pc];B[qd];W[mh];B[kh]
;W[ki];B[ih];W[ii];B[ji];W[jj];B[jh];W[hj];B[li];W[kj];B[lh]
;W[ni];B[lj];W[pi];B[oh];W[nh];B[oi];W[oj];B[pj];W[mj];B[lk]
;W[qi];B[qj];W[qh];B[qg];W[ok];B[pl];W[qm];B[ql];W[rm];B[pm]
;W[nm];B[gi];W[hi];B[dj];W[fh];B[gh];W[gg];B[fg];W[fi];B[gj]
;W[fj];B[gk];W[fk];B[gl];W[fl];B[gm];W[kl];B[fm];W[dl];B[dh]
;W[em];B[en];W[dn];B[do];W[cn];B[ek];W[el];B[co];W[ck];B[cj]
;W[eg];B[ff];W[dg];B[cg];W[cf];B[bg];W[eh];B[df];W[di];B[ch]
;W[ci];B[bi];W[ei];B[bj];W[bo];B[bp];W[bm];B[bl];W[ap];B[aq]
;W[ao];B[bq];W[cl];B[jd];W[hc];B[md];W[nd];B[mf];W[nf];B[mg]
;W[jp];B[pq];W[qq];B[oq];W[qo];B[lq];W[eo];B[fn];W[ep];B[dq]
;W[eq];B[gp];W[gq];B[hq];W[hp];B[fq];W[go];B[gr];W[fo];B[ho]
;W[hn];B[ip];W[gn];B[er];W[io];B[in];W[hp];B[am];W[iq];B[bn]
;W[hr];B[gq];W[mp];B[mq];W[lp];B[qr];W[rq];B[jr];W[ir];B[np]
;W[no];B[kk];W[jk];B[ll];W[lm];B[jl];W[km];B[ik];W[ij];B[il]
;W[ie];B[je];W[kb];B[eb];W[db];B[fb];W[bb];B[kq];W[kp];B[jn]
;W[jq];B[ks];W[lb];B[cm];W[dm];B[bm];W[hl];B[hk];W[jm];B[im]
;W[kn];B[ol];W[nl];B[pk];W[mk];B[pn];W[op];B[rl];W[rr];B[pr]
;W[nq];B[nr];W[qn];B[ml];W[mm];B[mc];W[mb];B[hb];W[me];B[le]
;W[kc];B[ld];W[ib];B[gc];W[ha];B[gb];W[ra];B[rc];W[sl];B[sk]
;W[sm];B[ad];W[ca];B[ac];W[ab];B[ae];W[gs];B[fs];W[hs];B[dr]
;W[qs];B[ps];W[rs];B[ns];W[rk];B[rj];W[sj];B[si];W[sk];B[on]
;W[nn];B[od];W[oc];B[of];W[og];B[pg];W[oe];B[ga];W[ia];B[pe]
;W[ic];B[bk];W[jo];B[ef];W[sb];B[sc];W[qa];B[ea];W[js];B[kr]
;W[np];B[is];W[fp];B[fr];W[js];B[sa];W[mr];B[ms];W[po];B[is]
;W[mi];B[js];W[sb];B[dk];W[hm];B[sa];W[os];B[or];W[sb];B[nk]
;W[nj];B[sa];W[lr];B[ls];W[sb];B[rh];W[sa];B[ri];W[kf];B[kg]
;W[jf])
ガンダムセリフ参照サイト
28から33ひどい裂かれ形。特に30、32。30とわざわざ突き抜かせて、今度は逆から押す、ちょっと見るに耐えない感じ。白の59もだけど。
76とこの一子を動き出すのはちょっと重い。単にD12あたりに受けとくところ。実戦は白がまずいんで望外の結果になったけど、本来はE13アテからE10とかでサバかれる。
123のあと左辺の白はハネれば劫。
136は一本隅をハネておくべき。地と眼形が大差。
142だとツケギリが見え見えなんで、一路右の方がよかったかも。
156のミスはしょうがないけど、その前の154が小さい。K5とかJ6とかこっちがわを重視すべき。
> 最後はダメヅマリから思わぬ頓死
死んではいないよ
確かにそれが本手ですか。
やはりほとんど次に、ここはツガがないと本物ではないですね。
> 28から33ひどい裂かれ形。
同感ですが、修正方法がわかりませんでした。
障りたくはなかったのは山々ですが。
> 76とこの一子を動き出すのはちょっと重い。
これは本文にもあるとおり、わかっていて敢えて…の意味合いです。
> 123のあと左辺の白はハネれば劫。
これもわかっていましたが、下辺で問題が発生したため、こちらにまわれなくなってしまったのです。
> 136は一本隅をハネておくべき。地と眼形が大差。
考えましたが、その後の進行の優劣がわからず、簡明な方向に流れたわけです。
> その前の154が小さい。K5とかJ6とかこっちがわを重視すべき。
はい。その通りですが、ここは本文にもあるとおり、コウ争になると勘違い(にもならない間違いですが)していたのです。
最後は頓死でなくセキですね。