対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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囲碁欄改革 -3-

2005-06-05 22:46:56 | 雑談
棋士の新聞囲碁欄への見方もどこか冷めている。

「碁この法則を知っておけ」(MYCOM囲碁文庫:白江治彦著)によれば、観戦記に対して

「極論すれば
 (プロが読んでも首をひねるような新聞観戦記は)
 『第4譜以降は読む必要無し』ということだ。
 まず級位者の人にはまずいえるね」

という感想をもっているようだ。
著者の白江先生と安部吉輝九段との対談の結論。
で、お二人がいうには4譜以降は別の新聞の囲碁欄の1-4譜を読んでくださいということらしい。
話題になっているのは昭和50~60年代のことだが、現状もほぼ変わらないだろう。
勿論、お二人以外がどう思っているのかは知らないが、アマ指導に熱心なお二人が、自分達を表現する数少ない媒体、スポンサーに対して、このスタンスはどうなのだろう?

自分で書いた事がない(?)から、こんなよそよそしい(?)のか?
そういえば囲碁は棋士自ら観戦・自戦記を書く機会が少ない気も。
これは新聞に限らず、雑誌もそうだがライターの人の聞き書きが多い。
将棋も本当に棋士が書いているのか眉唾で見なければならないのだろうが、以前、将棋世界では無名有名棋士達が一月毎に、自戦解説するコーナーがあった。
棋士が自分で書いているのだろうなと感じる、多種多様の文体で、上手い文はお世辞にも多いとは言えなかった。
しかし仮に下手でも棋士の肉声、心情を吐露した記事で、それはそれで知らない棋士の人となりがわかって読める。

と、ここまで書いて昨年のNHK囲碁講座で、NHK杯初出場の万波、鈴木両女流棋士が自戦記を書いていたのを思い出した。
あれも下手な文だったけど、ああいう機会を他の棋士達も体験する事によって、「オレは筆で囲碁界を支えていこう」という人も出てくるのではと思う。
将棋の数倍の規模の団体だ。
中山先生の跡を継ぐような人材もきっといるはずだが…。

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