MYCOMの2月の新刊は「『手抜き』の基本戦略」。
偶々、今年に入ってから手抜き定石を意識して打っていて、
それを見越したかのような出版に楽しみにしていた。
しかし実物を手にとってみたところ、
ちょっと私の思い描いていたのと違っていてガックシ。
著者は黄翊祖。
構成は朴道純。
私としてはは定石書では中々取り上げられない、
手抜き定石の考え方や定石の枝道を詳細に解説してくれる
いわば「手抜き定石事典」みたいなものを期待していた。
例えば上の定石はプロの碁で最近良く見かけ、
この後、白の「手抜き」に対してAかBの2通りが打たれているが、
アマチュアにこれを使うと不思議とCが多い。
また黒Bは兎も角、黒Aは定石とされている手順を踏んでも、
ちょっと自信のないことが多く、
その辺りをスッキリさせてくれる本を探していた。
しかし本書では上の定石について一応紹介しているものの、
1ページ半ほどで既知の知識ばかり。
一方で上の流行定石がかなり詳細に紹介されている。
この定石は他でも散々解説しているし、
広義でみれば黒5がちょっと離れていて
「手抜き」といえない事もないだろうけれど、
私のイメージする手抜きとはちょっと違う。
本書は定石ばかりではなくもっと全局的な
「手抜き」の考え方を説くというのが狙いのようで、
例えば3連星のカカリに手抜きとか
そういったシチュエーションまで含まれている。
かなり「手抜きの周辺」ではなく、
「手抜き後」を延々と解説している印象。
盤面図も全局図を1ページ2図配した構成。
いつもの朴流の通り、章末に「まとめ」を収録。
序章で手抜きの概念的な解説がある。
目次が索引となっているが、ちょっと事典的に使うのは難しそうだ。
偶々、今年に入ってから手抜き定石を意識して打っていて、
それを見越したかのような出版に楽しみにしていた。
しかし実物を手にとってみたところ、
ちょっと私の思い描いていたのと違っていてガックシ。
著者は黄翊祖。
構成は朴道純。
私としてはは定石書では中々取り上げられない、
手抜き定石の考え方や定石の枝道を詳細に解説してくれる
いわば「手抜き定石事典」みたいなものを期待していた。
例えば上の定石はプロの碁で最近良く見かけ、
この後、白の「手抜き」に対してAかBの2通りが打たれているが、
アマチュアにこれを使うと不思議とCが多い。
また黒Bは兎も角、黒Aは定石とされている手順を踏んでも、
ちょっと自信のないことが多く、
その辺りをスッキリさせてくれる本を探していた。
しかし本書では上の定石について一応紹介しているものの、
1ページ半ほどで既知の知識ばかり。
一方で上の流行定石がかなり詳細に紹介されている。
この定石は他でも散々解説しているし、
広義でみれば黒5がちょっと離れていて
「手抜き」といえない事もないだろうけれど、
私のイメージする手抜きとはちょっと違う。
本書は定石ばかりではなくもっと全局的な
「手抜き」の考え方を説くというのが狙いのようで、
例えば3連星のカカリに手抜きとか
そういったシチュエーションまで含まれている。
かなり「手抜きの周辺」ではなく、
「手抜き後」を延々と解説している印象。
盤面図も全局図を1ページ2図配した構成。
いつもの朴流の通り、章末に「まとめ」を収録。
序章で手抜きの概念的な解説がある。
目次が索引となっているが、ちょっと事典的に使うのは難しそうだ。