年末チャリティーイベント「こころの碁」その3

（つづき）

対局後、大幅に時間が余ってしまったので、
引き続きみんなで検討ということになったのですが、
それでも予定時間を1時間近く残して終了。

噂の大型新人、一力プロの実力はこの対局だけでは、
とても見極めることはできませんでした。

まぁ見た目（見た目かよ）や名前（名前かよ）は
確かに何かやってくれそうな雰囲気があります。
謝プロを破ったのですから今後の活躍に期待したいですね。

一方、破れた謝プロですが、
女流タイトルを独占中の女流本因坊5連覇ということで
囲碁ジャーナリストから全然言われていませんが、
本局の内容とは別に個人的には
ちょっと伸び悩んでいる感じがします。
女流棋戦（とNHK杯）を除くと、期待値からするとパッとしない。
リーグ入りはおろか最終予選にも届いていませんし、
国際棋戦の方も出ている数が少ないとはいえ目立った戦績はなし。

「現状に甘んじないでもっと刺激ある環境に
　身を置いたほうがいいんじゃないかなぁ」

なんて勝手なことを少し考えてしまいました。

さて食事を済ませて棋院に戻り、
棋院の対局室脇に設置されている立ち読みコーナーで、
「囲碁関西」連載中のはじめ画伯の漫画をいつものように鑑賞。

「よ、妖精さん!?」（謎）
「よ、4コマ」（謎々）

それでも時間を持て余したので会場をしばし散策。

3階の100面打ち会場で、棋士配置図をちょっと拝見したのですが、
前回と比べるとちょっと人数的に寂しい状況。
特に15時からの回は、ほとんど空きの様子でした。
無論、人それぞれに事情があるのですから迂闊なことは言えませんが、
ちょっと規模が小さくなった会場に少し複雑な気持ちに。

（つづく）