対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

【囲碁新格言】読めない棋書ほど面白い

2007-02-19 23:15:42 | 棋書
古くからの囲碁ファンが、
「昔、日本棋院が発行していた『棋道』は良かった…」
「『月刊碁学』という幻の雑誌があって…」
「『前田詰碁』『加田詰碁』は名著」
などと言っているのを聞くと、今の本はとんと使い物にならなく感じる。

しかし人の記憶というものは、往々にして美化されがち。
騙され(?)てはいけない。

実際、私がそれらの本を一通り発見して目を通した結果、「確かに現在より面白いのだ」(をぃ)けれど、「棋力向上の目的」ならば、現在の棋書をしっかり活用すればカバーできると考える。
特定の棋士の打碁でもないかぎり、代用が利かない本というのはそんなにないはずだ。

「加田詰碁」がいくら良いという評判を聞いたからといって、定価の数倍もするようなお金を出して買い求めるのは効率が悪い。
それならば1800円の「張栩の詰碁」新刊を買って、しっかり研究した方が棋士の収入にもなる。
売れれば「『加田詰碁』も再版しようか」という流れになるかもしれない。

というわけで皆さんもっと、新刊棋書を購入しませう。