対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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目指せ初段 基本手筋問題集(書評)

2005-05-28 22:49:11 | 棋書
目指せ初段 手筋基本問題集(誠文堂新光社)
問題数100問。フツーの初級手筋問題集。終わり。

いや本当にそうとしか書きようがないんですよ。
正直いえば出版社が何をしたくて、この本を出したのかよくわかりません。
同程度の棋力を対象にした「ポケット手筋200」「ひと目の手筋」と比べ、問題数や解説、質、値段、全てにおいて勝っているところがない。
大敗しているわけではないのがせめてもですが。
後発の問題集(だと思う)なのだから、前の問題集と「ココが違う!」というところがないと、意味が無いと思うのですが。
どうせ1ページ1問で新書サイズなのだから、そのスペースを有効に活用して、参考図を3つぐらいつけて詳解して欲しかった。

「手筋の初級問題集が欲しいが、近くの本屋にこの本しかなかった」とか、「他の問題集で量が足りないので補足で」などでしか買う理由が見当たりません。

問題そのものは良く言えば素直。
取る、切断、連絡といった問題が多く、解後感は比較的スッキリ。
悪く言えばひねりがなく、レベル的には「ひとめの手筋」と同等か。
いや、もしかしたら「ひとめの手筋」より簡単かもしれないですね。
その分「ポケット手筋200」のように、解説を読んでもわからないというところが少ないのは幸いです。
長所とするにはちょっと苦しいですが。