どんな水にも味があります。若いときに経験するほど、面白いものです。
まず、学校では生物か」化学の実験室には純水か純粋製造機(主としてイオン交換樹脂)があります。家庭では、純水をドラッグストアで購入できます。ポリ容器500CCで十分です。
小さなガラスコップを純水ですすぎ洗いします。
これに純水を10CCほど入れます。
口に流し込みます。飲みません。
しばらく味わって下さい。
どうです。たぶん、驚いたことでしょう。
世の中に、これほど味のない物があるなんて。これで、水の味をリセットしたことになります。
水道の水、冷たい水、谷の水、山の水、湯、温泉の出口の湯、旅先の水の味が微妙に異なっていますね。
海外に行ったときは、口に含んで、飲み込まずに味わいます。不思議な味がします。
北海道・日本列島各地はもちろん何度も、ブラジル各地、オーストラリア各地、カナダ各地、ハワイ各地、イタリア各地で水の味を楽しみました。記録しておくのでした。
それぞれの水の味を言葉で、文字で表現してみましょう。難しいものです。豊かな表現力が身につきます。受け会います。感性工学の感性テストでは重要なデータ記録にもなります。
いろいろな器に水道の水を入れてしばらく置きます。微妙に味が異なるのもあります。純水を買うお金だけかかります。
いろいろな飲み物や食べ物は、水が異なれば味が違うであろうことが分る気がします。
コーヒーがその典型ですね。
数年たってから、純水を口に含んでリセットすると年齢に応じて、感じ方の変化に気がつくでしょう。
私は旅先で、出張先であるいは地方に出かけて、その地の水を味わうことが楽しみです。
小学生の頃から、一人で沢に入り沢水を飲み(当時は狐はいませんでした)、親戚の家の井戸水を飲むのが好きでした。
プールでおぼれて水を飲んだことも何度かあります。あの味は今でも覚えています。
高校生のとき、物理部でいたづらしていて、蒸留水はどんな味かなと思って口に入れました。
蒸留水に味がないことを感じました。味がないとはどんなことかを知りました。
この経験以降、他の水には味があって、しかも違う味があることを知りました。
差し支えない程度に、いろいろの金属、石(岩石)、磁器・陶器、植物の切り口に味があることが分かってきました。
そう、これ等には、強い匂いやかすかな匂いもあるものです。
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