先日、札幌市北区にある百合が原公園に、椿展を見に行きました。
何気なく視線を落とすと、この花がありました。
「ああ、この花だ」と、いまこの花を見ている、と思いました。
私には、どうも忘れやすい名前の花です。
20代はじめの頃、悶々としている、短くない時期がありました。
「私は今、ここで何をしているのか」
「どうしてこうなのだ」
「なぜ、集中できないのだ」
「本当は、何をしていたいのだ」などなど
ある日、夢を見ました。
札幌の中心街の人々で混雑している道りの端に立っていて、
私は、この花を見ている夢でした。
何とさわやかで、美しい。スーとするほど美しい。
ほうとして目をあげると、
向こうの端で、こちらを見ている亡き母がいました。
はっとして、もっと良く見ようとしました。
もういませんでした。
これまで、6年生のときに亡くなった母の夢は
いくら見たいと思っても
めったに見ること出来ないのです。
何十年経っても、この夢は脳裏から離れません。
この花を探す私がいます。
今回、この花にであいました。
やはりとても美しいのです。
心のリセットをした思いです。
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