これは歴史小説でありながら時代小説でもある。史実にもとづく史論的解釈が歴史小説。歴史的事実を重視せず、想像力を駆使して主に人間を描くのが時代小説であるとすれば、本書は両方を兼ねる。
また時代考証的に江戸、難波、赤穂、京、そして福島の風俗も背景に細かく点描されている。題名の板谷峠は現在の福島県と山形県の県境、雪深い場所である。
物語は目が飛び出るほどに意表を突かれる展開があって、想定外の結末とな . . . 本文を読む
「二十四の瞳」という映画があった。いまの国際政治のキーナンバーは「24」である。
それって何? トランプ夫人のメラニアとジョンソン英首相夫人の年齢差は24,仏大統領の年上の女房は24歳上。
かつてウォール街によく通っていた評者(宮崎)は『ウォール街 凄腕の男たち』という本まで書いて、T・ブーン・ピケンズ等を取材し、主としてファンドの仕掛け人らの思想と行動を追った。けれども裏にある女性達まで取材 . . . 本文を読む
ウイグル自治区へ果敢に突入し、現状をルポした福島香織さんのジャーナリスト魂と、中国の全体主義を勇敢に告発し続ける清水ともみ画伯のコラボ。だれでもわかるウイグル問題が一冊になった。
2020年6月17日、トランプ大統領(当時)は「ウイグル人権法」に署名し、同法案は成立した。
ウイグル族弾圧に加担した中国当局高官らへの制裁が課せられた。
英国、豪、NZ、カナダなどファイブアイズの国々も同様な非難 . . . 本文を読む
IOBが次世代のキーワードだそうな。IOBとは何かは、本書がやさしく解説している。つまり人はAIを搭載してサイボークとなる。それは幸せなのか、不幸なのか、神の摂理に反するが、倫理はどうなるのかという命題は本書では議論されない。
プーチン露大統領と世界的な有名人で「虚業家的起業家」のイーロン・マスクは気が合うらしい。
「とても」馬が合うと、本書でも浜田氏が指摘する。共通する要素は「柔道」と「道場 . . . 本文を読む
大高さんは若き日々に、ジャンパーでオートバイに跨り、世界百カ国を『放浪』した女傑。でもお目にかかるとやさしい大和撫子、どこに秘めたパワーがあるのかと思うほど発言の趣は正論強硬派だ。
さて本書は中国のマスク、ワクチン外交は「放火犯が消火器を売るのと同じ」と、まずは強烈なパンチを浴びせる。
だが、問題は中国の歴史捏造に加担し拡声器の役割を担っている日本の大手メディアだ。
そのうえに、恥ずかしくも . . . 本文を読む
▲バイデン政権とは「第三次オバマ政権」(「オバマ3・0」)。閣僚も高官も無能揃い。
制裁緩和で中国は延命。習近平は失脚を免れた。漫画はともかく鬼滅は当面ない。バイデンの親中度、対中制裁を姑息に緩和してゆくだろう。FRBはイエーレン、政権は民主党。ウォール街は保守本流。その合意は? なぜ、いま日本人の金融資産が100兆円も増えているのか
▲米国の分裂状態は悪化する
香港のひそみにならえばアメリ . . . 本文を読む
レーニンは「奴らは自分を吊す自らロープを売りにきた」とすこぶる示唆に富んだ言葉を吐いた。
アメリカも日本も、すっかり中国に騙されて技術を開陳し、中国の技術向上のため協力を惜しまなかった。ところが気がつけば、中国はこれらすべてを軍事力向上に転化していた。いまやGDP世界第二位ばかりか軍事力でも欧米、露西亜に次ぐ軍事大国となっていた。
日本製鉄は最新鋭の鋼板技術(電磁鋼板)を中国に供与した。
「 . . . 本文を読む
気鋭の三人に版元の女性編集者とフリーライター、合計五人のカンボジア珍道中。だが、歴史と政治的考察が前面出でて観光気分は本書には殆どない。
カンボジア観光の定番はアンコールワット、「東洋のモナリザ」、そしてキリングフィールドの現場跡だが、このチームは魔可不可思議なスポットにも足をのばした。団員は女性が三名だから料理への気配りもあり、珍しい写真が多数あるのだが、撮影者の明示がないのも、チームワークの . . . 本文を読む
加瀬俊一といえば、近現代史に興味深い読書人なら誰もが名前も業績も知る歴史上の人物である。もっとも有名な場面は、ミズーリ号における降伏文書調印式に重光葵の首席随員として立ち会ったことだ。しかし「あれだけは加瀬家の不名誉だ」と多くを語りたがらなかった。本書は加瀬俊一評伝というより、逸話集としてかなり面白く読める。なにしろチャーチル、ヒトラー、ムッソリーニと会って、交遊を深めた外交官冥利につきる外交官で . . . 本文を読む
評者 奥山篤信https://www.amazon.co.jp/dp/4198651167 「来世は猿でもいいから中国人には生まれたくない。豚になっても中国人だけは嫌だ」シナのポータルサイト<網易>11271の回答のうち支那人の3分の2がそう答える。本書は全ての日本国民に読ませたいわかりやすく真実を語っている。それにスピード感があって読み出したらやめられない「面白さ」も附帯している。宮崎 . . . 本文を読む
日本人のように合理的に説明ができて、証拠文献など客観的証明があって歴史がはじめて叙述されるという理性の国とはことなり、中国にとっての歴史は徹頭徹尾、プロパガンダである。韓国にとっての歴史はファンタジーである。両国にとっての歴史認識とは客観的事実などどうでも良いし、そのときどきの支配者のご都合主義が投影される。各王朝の『正史』は史実が疑わしい。『魏志倭人伝』を信頼している日本の歴史家がまだいるが、バ . . . 本文を読む
快刀乱麻を断つがごとく、政局の混迷、政治家の不見識、政府の政策ミスが続く政権末期の闇を乾氏が切りまくった。なぜ日本は初動を間違え、ウィルス感染の拡大を自ら招いたのか。米国が中国からの航空機乗り入れを全面禁止したときも、湖北省をのぞく中国からの旅客は陸続と日本に降り立った。一月の旧正月前後と、感染が拡大していた二月に、およそ九十万人もの汚染疑惑者が日本にやってきて、札幌雪祭りやら箱根の温泉、あちこち . . . 本文を読む
呉善花(拓殖大学教授)が日本でデビューしてから久しい。出世作『スカートの風』はいまもロングセラーだ。以後、呉さんのように韓国から来て、日本の良さに目覚めて言論活動をする人が輩出するかとおもいきや、ユーチューバーのWWUK氏が登場するまで、ながい空白が日本の言論界にあった。ふたりは意気投合、のびのびと(日本でだからこそ、出来るのだろうが)、韓国人と日本人と差違、その文化のあまりの違いに関して実体験に . . . 本文を読む
インチキな自称というか詐称の保守派が、現代の日本に跳梁跋扈している。身の上話をして恐縮だが、僕は元々巨大商社のサラリーマン。その晩年から片手間に本を読み出し、50歳で退職した。僕なりに<保守とは何か>との原理的考えを試行錯誤で確立した。とにかく世の中ブームとしての、雑誌が売れるからと全く保守主義でも愛国者でもない物見遊山の輩が<保守>を名乗ることに憤りを感じる毎日だ。まさにそれは僕が嫌う偽善と欺瞞 . . . 本文を読む
日本の左翼・社会主義・キリスト教界の薄っぺらい平和・人権主義は底が浅く辟易するのは、マルクスが日本に紹介された当時はそれなりに斬新なものもあり若者がそれに走った時代を特に批判がましく言う気はないが、いまだにそれを唱えている現代のその世界の政治の幼稚さはないと断言できる。しかしそれでは保守界はどうかと言うと、これまたお粗末で左翼と比べて目糞・鼻糞としか言えない。戦後、平和ボケ、軍隊アレルギーで育った . . . 本文を読む