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東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

『なぜ韓国人は国を棄てるのか?』宮崎正弘・室谷克実共著

2023-03-19 | おすすめの本・映画
1人当たりGDPが日本を上回った、世界に誇るべきコロナ対策、韓流文化は世界を席巻するーー。いま韓国政府は自信満々だ。 しかし「韓国ツウ」の著者は、それとは真逆な、韓国社会と経済の想像を絶する実態を語りつくす。 映画『パラサイト』では、上流と下流のとてつもない格差を描き出し、『イカゲーム』は就職できず、結婚も不可能、投機に走るしかない若者が裏テーマだ。 そんな不条理な社会で、チャンスがあれば国 . . . 本文を読む

『血と涙の大地の記憶(文革地獄の真実を求める長い旅にて)』(集広舎 王友琴著 佐竹保子・土屋紀義・小林一美・多田狷介訳)「文革の地獄」 世界史上まれな大量の餓死、子を売り、子を食べた

2023-03-08 | おすすめの本・映画
長い沈黙だった。先生をつるしあげ、撲殺した。その体験を加害者も被害者も語ることを避けてきた。大量の飢えが起きた。 すべてが毛沢東の野望が引き起こした人為的な悲劇だった。人が殺し合い食べ合うという地獄。それが起きたのはつい半世紀前の中国での出来事だった。 著者は当時13歳だった。天安門広場から1キロの学校で飛び級試験に合格し、北京師範大学付属女子高等学校の一年生。2ケ月後に文革が始まった。196 . . . 本文を読む

宮崎正弘著『誰も書けなかったディープ・ステートのシン・真実』(宝島社)

2023-02-17 | おすすめの本・映画
(引用開始)「著名な「中国洞察家」宮崎氏の著書は、これまで何十冊も読んできたが、今回の新著は難解だった。おそらく宮崎氏の古今東西の森羅万象、栄枯盛衰に関する博覧強記に、時についていけなくなるからだろう。それでも各章、警鐘に満ちていて、「中国の皇帝・習近平は(中略)毛沢東ほどのカリスマ性はない。むしろその焦りが暴走を始める危険性がある」(P138)、「中国では政治が富を動かす鍵である。富が政治を動か . . . 本文を読む

宮崎正弘『誰も書けなかったディープ・ステートのシン真実』(宝島社) 2月10日発売

2023-02-10 | おすすめの本・映画
●国家のなかに「別の国家」がある●西側(日米欧)解体を狙う不気味な龍の正体●中国のなかに「共産党国」の空間、その党に「党内党」がある●中国を本当に動かしているのはドラゴン版ディープ・ステートとは? ★宮崎正弘『誰も書けなかった「ディープ・ステート」のシン・真実』(宝島社) https://www.amazon.co.jp/dp/4299038703/ (予約受付中。1650円) プロロ . . . 本文を読む

宮崎正弘『誰も書けなかったディープ・ステートのシン真実 ディープ・ステート、ドラゴンの正体』(宝島社)

2023-02-02 | おすすめの本・映画
2月10日発売●国家のなかに「別の国家」がある●西側(日米欧)解体を狙う不気味な龍の正体●中国のなかに「共産党国」の空間、その党に「党内党」がある●中国を本当に動かしているのはドラゴン版ディープ・ステートとは? ★宮崎正弘『誰も書けなかった「ディープ・ステート」のシン・真実』(宝島社)https://www.amazon.co.jp/dp/4299038703/(予約受付中 1650円) プロ . . . 本文を読む

『人生のロゴス 私を創った言葉たち』執行草舟著(東洋経済新報社) はじめに言葉ありき、魂が言葉を求めた そして言葉が氏の魂、武士道の信念を一層強くした

2023-02-01 | おすすめの本・映画
著者の執行草舟氏は現代日本人が顧みない武士道(それも『葉隠』)に生きる思想家であり、美術コレクターであり、たぐいまれな批評家である。 氏は実業家でもあるが、最近の連続的著作に惹かれ、氏の謦咳に接しようと、全国から講演会に人が集まる。爆発的な熱情をもって氏は武士道を語るからだ。 その氏が六十年以上にわたる思索の過程において、呻吟し、慟哭し続けた言葉があった。葉隠武士道に通じる魂の感動があった。 . . . 本文を読む

写真集『満州国の近代建築遺産』船尾修(集広舎) ハルビンの中央街には百貨店も日本料亭も建ち並んでいた 瀋陽の駅舎は東京駅そのもののデザイン、安東神社は中華門に転用された

2023-01-23 | おすすめの本・映画
中国に進出した日本企業は過去に二万五千社、現在も残るのは13000社。駐在日本人はおよそ10万、投資総額はすでに10兆円を超えた。 いずれ『第二の満州』になる懼れが強い。 戦前、日本は満州国建設に天文学的な巨費を注ぎ込んだ。満鉄を北の果てまで敷き、駅舎を建て、駅前には豪華な大和ホテル。幹線道路を開き、そして各地に庁舎、住宅、工場、空港を建設した。 満蒙開拓団は百数十万人にのぼった。 農作物 . . . 本文を読む

『習近平、最悪の5年間が始まった』(ワック) 宮崎正弘・石平 檄談シリーズ第十四弾

2022-12-15 | おすすめの本・映画
台湾侵攻の前に中共は自滅する!すべては拙速な日本の対中外交の失敗(1972年・日中復交)から始まった!その半世紀前から日中復交反対を唱えていた宮崎正弘さんと、そのときは情報鎖国の中国にいて実態を知らなかった石平少年。いまや日本を代表する中国ウォッチャーになった二人が、中国の半世紀に及ぶ「反日主義」を総括し、相次ぐ国内のデモ・暴動を前にして、2023年以降の日本と中国の近未来を占う。“共 . . . 本文を読む

『習近平独裁3・0 中国地獄が世界を襲う連鎖恐慌』宮崎正弘著(徳間書店)

2022-12-11 | おすすめの本・映画
★台湾侵攻、日中衝突、2027年までの衝撃シナリオを描く問題作! 本書の主眼中国各地で異例の反共産党・反習近平デモが頻発しはじめた。習近平独裁3.0」が内外で引き起こす! <中国共産党大会で、異例の3期を確定させた習近平。指導部から他派閥を排除し、完全に「習家軍」とよばれる子飼いの側近で固め独裁体制を強化した。本書では、今後5年の中国経済、国際政治の変化や、台湾侵攻スケジュール、さらには国内動 . . . 本文を読む

『海軍戦略500年史 シーパワーの闘い』堂下哲郎著(並木書房) 大航海時代から現代までシー・パワーの興亡をたどる大著! 七つの海を支配した英国はなぜ衰退したのか

2022-11-21 | おすすめの本・映画
堂下哲郎氏は元海将である。 15世紀、大航海時代の幕開けとともにシー・パワー(海上覇権)をめぐる戦いが始まった。世界を二分し繁栄を誇ったスペインとポルトガルは新興海洋国家のオランダとイギリスに敗れ、商業主義国家のオランダはイギリスに倒された。 岡崎久彦氏は17世紀に繁栄を誇ったオランダが自己中心的な平和主義を推進するうちに国際社会での信用を失い、凋落の道をたどった過程を『繁栄と衰退と』の中で日 . . . 本文を読む

岩田温『政治学者、ユーチューバーになる』(ワック) 日本の左翼全盛だった言論空間の腐臭を排除せよ 最強の消臭剤、既存のメディアの制約を突破できるか

2022-11-05 | おすすめの本・映画
「日本の大學は左翼の牙城である」(42p)。 そう、そして司法界もマスコミ界も左翼の牙城であり、テレビは左巻でないと出演できない仕組みができあがった。しかしオピニオンはネット空間に移行しつつある。 本書は、その言論空間の先端現場からの報告を兼ねる。 活字媒体だけで半世紀、言論活動をしてきた評者(宮崎)はタイプライターとのつきあいは手動式の時代から電動式に変わり、ワープロが登場した経過はよく知 . . . 本文を読む

ケント・ギルバート『ケント流 お金を増やす鉄則』(ワック) 投資の本でありながら、じつは日本の貧しい言論空間を抉り出す 一方で、基本的に投資とは何か、実践体験をもとに率直な利殖法を語る

2022-11-04 | おすすめの本・映画
よもやケントさんが、投資、利殖の本を出されるとは思っていなかったが、読んでみると過去に投資をして大失敗をやらかした経過をちゃんと反省を籠めて率直に語り、来日してしばらくの借金地獄を赤裸々に綴る。 本書は実際にはケントさんの半生記となっている。 投資のノウハウを愉快に語りながら、失敗の原因をしらべ、その経験則から有利な投資の展望を語るあたり、事業家の側面がある。指針の基礎の一冊は『となりの億万長 . . . 本文を読む

『イスラエル人のビジネス文化』オスナット・ラウトマン著 新井均訳(ミルトス) イスラエルの起業家、発明家の特質をあらわす七つのキーワード 生存本能を賭けた、積極的にリスクをとる起業家精神あればこそだが

2022-10-16 | おすすめの本・映画
建国前夜にイスラエルにいたユダヤ人は4万人を欠けた。 それが2017年には879万人、2020年7月の統計で923万人と、加速度的に人口が増えているのは移民である。このうちの75%がユダヤ人、21%がアラブ人という構成である。 ユダヤ人と一口に言っても原理主義、アシュケナージ、セファルディに分かれ、したがって議会は少数乱立。ミニ政党が八つ野合したのが現在の政権で、次の選挙でネタニヤフ復活を予測 . . . 本文を読む

宮崎正弘著『ウクライナ危機後に、中国とロシアは破局を迎える』(宝島社)9月5日発売決定!

2022-09-02 | おすすめの本・映画
9月5日 キンドル版も同時発売、下記で予約できます! https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E5%BE%8C%E3%81%AB%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AF%E7 . . . 本文を読む

渡邊正『気象変動・脱炭素、14のウソ』(丸善出版) 太陽光発電、風力発電、電気自動車などの環境ビジネスで 大もうけをしたアジテーターはアル・ゴア元副大統領だが

2022-08-08 | おすすめの本・映画
北極熊が絶滅の危険にあると言われた。熊は増えていた。ツバルもモルディブも水没すると言われた。 どっこい、ツバルは沈まず、年間の海面上昇は2ミリだった。 モルディブでは狭い島にビルを立てすぎた重みで少し沈んだだけだった。首都マーレには評者(宮崎)も三泊したことがあるが、高層ビル、マンションが林立していた。 著者はモルディブの状況をこうまとめる。 「生け花で言う剣山のような大都会が出現します。コ . . . 本文を読む