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民主党新代表に野田財務相、決選投票で海江田経産相を破る

2011-08-29 21:41:23 | 政治

民主党は、両院議員総会を開き、菅直人首相の後継を決める代表選を実施。代表選には前原誠司前外相(49)、馬淵澄夫前国土交通相(51)、海江田万里経済産業相(62)、野田氏、鹿野道彦農相(69)の5人が立候補していた。
1回目の投票は、投票総数が395票、海江田氏143票、野田氏102票、前原前外相74票、鹿野農水相52票、馬淵前国土交通相24票だった。横路衆院議長、西岡参院議長、宮城県知事への暴言がが原因で辞任した松本龍前復興相の3人は、欠席した。
決選投票の結果、野田財務相が215票で、177票だった海江田経産相を破った。30日に首相指名選挙が衆参両院で行われ、野田氏が第95代、62人目の首相に就任する見通し。

野田氏は早期に出馬の意向を固めたが、復興増税に前向きな姿勢が党内の反発をよび、支持層が重なる前原氏が急きょ出馬したこともあって当初は伸び悩んだ。
小沢グループと自らが属する鳩山グループの支持を得ていた海江田氏だったが、結局、この2グループを基礎票として固め有利に展開すると思われたが、小沢元代表側は当初、グループ内に代表候補を欠くため「2、3位連合」を画策していたが、結果的に「反小沢」の主流派と中間派が「2位以下連合」を結成して勝利した。元代表の戦略の破綻が鮮明に表れた。

野田氏は「怨念(おんねん)を超える政治を」と訴え、決選投票では前原氏の票に加え、鹿野氏の票も取り込んだ。野田氏は2010年代半ばまでに消費税率を10%に引き上げるとした「税と社会保障の一体改革」を推進する立場で、「財務省公認候補」との批判もあった。
現職の菅首相(民主党前代表)も財務相から首相の座を射止め、菅財務相の下で副大臣を務めていた野田氏は菅氏の首相就任に伴い財務相へ昇格。こうして二代続けて財務相から首相になったことからも「財務相公認候補」と揶揄されているのだが、今回の5候補の中でも野田氏だけが将来的な「増税」を明言していることも増税で財源を確保したい財務省の主張と一致している。

野田氏は、今後、国会での首相指名選挙で第95代首相に任命され直ちに組閣に着手することになるが、人事面では距離を置く小沢グループ系議員も排除せず、適材適所の人事を行う考えを示しており、幹事長など党役員・閣僚人事で挙党態勢にどこまで配慮するかが当面の焦点となる。



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