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たちあがれ日本、連立政権参加の見送り決定

2010-12-27 23:19:56 | 政治

議員総会で連立不参加決定


たちあがれ日本は、議員総会を開き、菅首相から打診されていた連立政権への参加を見送ることを決定した。

たちあがれ日本の所属議員は、衆院3、参院3の計6人。総会では、平沼代表と与謝野共同代表が、菅首相や民主党の岡田幹事長から平沼氏の拉致問題担当相での入閣による連立参加を求められた経緯を説明し、対応を協議。
党内では園田幹事長が「連立を組む意義を感じない。菅首相は政権運営に力を貸してほしいというだけで、たいへんなすれ違いだ」と語るなど、国会議員6人のうち与謝野氏を除く5人は連立反対や慎重意見を唱えていた。
一方で、連立に前向きな与謝野氏は総会前、記者団に対し「(党是の)『打倒民主党』は参院選で一部成就した。党の独自性を保ちながら、少しでも自分たちの主張を実現するのが合理的だ」と述べ、総会で連立入りを主張する意向を示唆していた。
 
結局、与謝野氏の思いは党を代表する形での意思統一は図れず、連立協議は不調に終わった。
民主党としては、たちあがれ日本と連立を組むことで、大連立へとの動きを加速させ政権運営の安定化へと持って行きたかったのだろうが、これで年明けの国会は再び綱渡りの様相を呈してきた。
そもそも、たちあがれ日本は「永住外国人への地方参政権付与反対」、「夫婦別姓制度導入に反対」「打倒・民主党政権」を掲げて平沼氏や与謝野氏を中心にした自民党離党組が中心になって結党した。
そんな結党理念の一つである「打倒・民主党政権」を掲げる政党が、民主党政権の延命に手を貸す形での連立要請には安易に引き受けるとは元々思えなかった。

共同代表制を取る与謝野氏は小沢元民主党代表とは囲碁仲間であり、今回の連立話も与謝野氏は乗り気だが、平沼氏や園田氏は連立そのものに違和感を感じているようだ。

【会見でのコメント要旨】

平沼氏
「今回報道されているような形での連立は党としては考えていない。(22日に岡田民主党幹事長と会い)民主党には人材がいない。拉致問題でも前向きな形を取っていきたい。ついては、ご協力いただきたい」という趣旨の話があった。私は「お互いの考え方をぶつけ合う場は作ってもいい」と話した。私に「力を貸してもらいたい」という雰囲気があったのは事実だが、(入閣要請は)明確にはない。

園田氏
「連立してでも取り組むべき課題は、社会保障と税制抜本改革、経済成長戦略、自主憲法制定、安全保障をしっかりさせることだ。(与謝野馨元官房長官は連立に)前向きで、(連立拒否に)「納得するかと言えば、なかなか納得しない」と言っていた。



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