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kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-』を観て

2012-01-04 21:52:42 | ヨーロッパ映画

12-2.ロンドン・ブルバード-LAST BODYGUARD-
■原題:London Boulevard
■製作年・国:2010年、イギリス
■上映時間:104分
■字幕:加藤真由美
■観賞日:1月3日、ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷)

 

□監督・脚本・製作:ウィリアム・モナハン
□撮影監督:クリス・メンゲス
□美術:マーティン・チャイルズ
□音楽:セルジオ・ピッツォーノ
◆コリン・ファレル(ミッチェル)
◆キーラ・ナイトレイ(シャーロット)
◆デイヴィッド・シューリス(ジョーダン)
◆アナ・フリール(ブライオニー)
◆ベン・チャップリン(ビリー・ノートン)
◆ジェイミー・キャンベル・バウアー(ホワイトボーイ)
◆オフィーリア・ロビボンド(ペニー)
◆ステファン・グラハム(ダニー)
◆アラン・ウィリアムズ(ジョー)
◆レイ・ウィンストン(ギャント)
【この映画について】
元ギャングと元女優、まったく違う世界で生きてきた男女が出会い、共に自由を手に入れようとする姿を描く犯罪ドラマ。『ディパーテッド』の脚本家ウィリアム・モナハンが、コリン・ファレル、キーラ・ナイトレイら、英国の人気スターを集め、初監督に挑戦。ブリティッシュ・ノワールとも言うべきスタイリッシュな映像を作り上げた。(この項、MovieWalkerより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
重傷害罪で3年間服役していたミッチェルは、今日晴れて出所の身となった。彼はギャングの世界から足を洗おうと考えていたが、迎えに来た悪友ビリーから、住まいとの交換に借金取りの仕事を手伝うことを頼まれる。

その夜、ミッチェルの出所祝いのパーティーでは、妹ブライオニーが酔って暴れていた。盗みと酒とドラッグが好きな彼女は、ミッチェルにとって愛すべきたったひとりの家族であり、心配の種でもある。そんな中、彼はパーティーで再会した女性記者ペニーからある仕事を紹介される。それは引退した女優シャーロットの屋敷の雑用係兼ボディガードだった。
高級住宅街にある屋敷を訪ねると、シャーロットは外にいるパパラッチに怯えていた。彼女は夫と離婚し、屋敷には他にハウスマネージャーの元俳優ジョーダンがいるだけ。ミッチェルは彼女を護る仕事を引き受ける。

そんな折、友人の老人ジョーが、少年2人組に暴行されて死亡。墓地の手配をビリーに頼んだミッチェルは、その代償に借金取りを再び手伝わされるが、屈強な黒人男4人に襲われ、逃げたビリーの分まで殴られる始末。だがその度胸のよさに、ビリーのボスでギャングの顔役ギャントが惚れ込み、楽な儲け仕事をエサにミッチェルを抱き込もうとする。だがミッチェルはそれを辞退、シャーロットの車の運転手として彼女の田舎の別荘に同行する。
束の間の静かな時にシャーロットは次第にミッチェルに心を許し、自分のことを話し始める。実は彼女はイタリアでレイプされて心に傷を負い、そのせいで女優を辞めたのだった。二人はいつしか恋に落ちるが、そんな彼らを見張るかのようにパパラッチが現れる。一方、ミッチェルを何としてでも自分の配下に置きたいギャントは、その後も執拗につきまとう。
ギャントはすでにビリーを通じてミッチェルの生活を探り、シャーロットやブライオニーまで監視、そしてジョー殺しの少年たちも保護下に置いていた。女優復帰を決めたシャーロットとロサンゼルスで落ち合う約束をしたミッチェルは、ジョーダンの協力を得てギャントへの反撃を開始する……。

コリン・ファレルは数年前までは一年に何本も出演作が公開されどれもがヒット作での主役格俳優だったが、気が付いたら出演作がグッと減ってしまい、今では「どうしているんだろう?」ってな感じでしたので久し振りに観た映画がこれでした。
本作はイギリス映画なので派手なドンパチはなく、サブタイトルにあるようにギャングの世界から足を洗って「ボディーガード」として女優を守る仕事に就く一人の男の話。
彼自身は裏稼業から足を洗いたいのだが、彼の「実力」を高く評価する連中は彼が足を洗う事を許さない。かつての仲間もギャントも執拗に彼を追う。ミッチェルはジョーが少年二人組に殺されたことで何としても相手を突き止めようと情報のネットワークを張り巡らし、サッカーが得意だが素行の悪い少年を特定し尾行する。結局、この少年追跡は相手にも知られることになり、ミッチェルはチョットした隙をつかれて逆にこの二人に刺され、それが致命傷になり落命する。
折角、ロスで復帰を果たすシャーロットの姿を見ようと渡米を計画していたのに不覚だった。最も、この映画、仮にミッチェルが少年に刺されずに無事にロスに行ってシャーロットと仲良くなっても面白くないので、最後に彼が亡くなったことで映画全体のインパクトが強くなったのは皮肉かな?

コリン・ファレルは久し振りでしたが、台本は地味でしたが彼なりに活躍?していたので良かったですが、キーラ・ナイトレイは本来なら主役級の女優が、ここでは目立つ活躍は無かったのは残念。



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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
ペニー (まっつぁんこ)
2012-02-28 07:03:40
ペニーはキーラの二役かと思いました。(笑)
イギリス映画らしい雰囲気のある作品です。
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>ペニー (kintyre)
2012-02-28 22:47:31
>まっつぁんこさん、こんばんは
キーラ・ナイトレイとコリン・ファレルの
共演ながら、地味な印象だったのはやはり
イギリス映画の演出とハリウッド映画のそ
れとの違いでしょうかね?
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ブリティッシュ (まっつぁんこ)
2012-03-11 21:23:43
イギリス映画は独特の雰囲気がありますね。
ホット・ファズ、私を離さないで、BOY A、ゴーストライター、パーフェクトセンス。
ハリウッド映画とは一線を画しています。
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>ブリティッシュ (kintyre)
2012-03-12 22:13:30
>まっつぁんこさん、こんばんは
イギリス映画というよりヨーロッパ映画とハリウッド映画では、ラストシーンまたは結論までの持って行き方に違いがあるような気がします。
ヨーロッパ映画はラストで全てを明かさないで、観客に考える余地を残してハリウッド映画では明確にハッピーエンドへと導いていく傾向があるように私は感じています。
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