金曜に日帰りバスツアーに行った兄のお土産ひとつ。
昨日 「懐かしいじゃろう」といって これを差し出しました。
兄と私の共通の思い出がある干物です。
私 小学一年、兄 三年から約五年間 実家の前のおばあちゃんの
話し相手に 夕方ご飯を早く食べ
おばあさんの娘さん(といってもおばさんですが)が 泊まりに来る
九時ころまで毎日行きました。
おばさんも家庭があるのに いま大人になったら
大変だったなと思います。
おばあちゃんが元気な頃には お腹がすいた時
おにぎりを作ってもらったりして可愛がってもらっていました。
その頃は 今のようにお菓子を買って…というわけには
いかなかったので。
その五年間はおばあちゃんが一人暮らしになったので
私と兄に この役目が回ってきたのでした。
その時の私たちへのお駄賃は
“干したするめの足の天ぷら”でした。
飽きもせず 毎日 私たちが希望したものでしたが
今となっては 我ながら不思議です。
時々 この “太刀魚の干物”ももらいました。
刺身や煮魚にならない小さなものを干したものです。