犬猫と日向ぼっこ

ミックス犬と二匹の猫と一緒に送る毎日の記録と庭の草花の栽培日記。また、旅行先での記録などを綴る。

「泣くな研修医」を読んで

2021-07-11 06:13:09 | 夫の思い出

今朝 久しぶりにおひさまが現れています。

金曜日には大雨警報が出て 私の住む地域の少し上流の山間部の町では

1時間100ミリの降水量があったと全国ニュースでも流れていました。

家の空いている窓を慌てて締める…そんな降りかたでした。

 

 

暗い雨の日が続いていたので 図書館で借りていた

本を昨日は読んで過ごしました。

 

何冊か借りたうちの「泣くな研修医」、テレビドラマになったとか。

 

若い研修医が 患者やその家族への対応に 戸惑うところがあります。

 

その場面を読みながら 夫の入院中のことを思い出しました。

もう 20年前のことです。

つい この間のようにも感じます。

 

担当主治医(外科部長)から ひどい告知の仕方を受けた後

主治医が若い人に代わり (研修医ではありませんでしたが)

今後の治療について説明を受けました。

私が悩みを話したとき

「家族の方は 大変ですから患者さんへの説明など

何でも相談してください」と、言ってくれました。

 

がんであることはわかっていても 余命のことまでは

詳しく話していなかったので

夫から 病状など聞かれて 嘘をつくことで悩んでいたのでした。

 

この本の中にも若い患者に 余命のことを

本人には話さない 両親にだけ話すというところがありました。

 

今は はっきり告知されるのでしょうが。

 

私に 自分が対応しますと言ってくれた先生

この本を読みながら 改めて 有難かったと思いました。

手術の腕がいいだけでなく患者の心に寄り添うことも

医療ではないかな…と思います。