突然一本の電話をくれたY君、ずいぶん久しぶりでしたが声ですぐわかりました。聞くともう20歳になったとのこと。彼の予約がすぐには入らないので、さっそく週末に残業をすることにしました。
小さいときから学業優秀な彼、某有名私立大学在学で、この2年間しっかり授業を受けたので今後の学業は少し楽に行ける見通しだと言っていました。さすが!! とてもしっかりした素敵な青年になっていました。
子供の頃、お母さんから勧められるまま指圧を受けに来ていたのですが、彼の心配は夜間、意識のないときの呼吸に対するものでした。当時いちばん気になったのは、胸郭の形でした。胸に並んでいるはずの肋骨の形がガタガタになっていました。当然、背中も頸も腰も骨盤も、下肢から足背も足底も、10本の足指に至るまで歪みが強く、これはどうしたものか? と悩んでしまったことをよく覚えています。
当時の状況から何とかしなければとは思いつつ、私は忙しさにかまけて彼に電話することもしませんでした。今回の主訴は、ふだん座っているとき気がつくと、頸(顔)が前に出ていることと鎖骨の左右不揃い。これがかなり気になっているようです。
写真①は、背面で見るように左右の肩幅や肩の高さの不均衡さが気になるようです。
写真②は、鎖骨の左右の高さの不揃いが、違いかが気になります。
写真③は、治療後左右の鎖骨は、しっかりしたのが、よく見えます。
治療後、満足した様子です。
ただし、まだまだ課題もあります。時間をとってしっかり改善に努めていきたいと思いました。