「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

中学生の棒高跳び全国大会、新型コロナに感染したY君の挑戦

2022年09月23日 | 指圧の活動

 お話は少し前になりますが、中学生の棒高跳び全国大会で活躍した、Y君について書いてみたいとおもいます。
 彼は現在中3、学校生活も課外活動も全力投球で頑張っています。部活動は棒高跳び、指圧が大好きな男の子です。今年の年賀状に、指圧を受けるのをいかに大事にしているかを書いてくれとてもうれしかった。小学生の時から私の指圧治療院に通っています。指圧が大好きで、放課後に友達と遊んでいても、決まった時間には帰宅し、母親に連れてきてもらうのでした。

 今年の春から夏に行われた大会で中学生の活部は卒業、最後の試合でした。4月、5月、6月の最終予選に進みましたが、目的にしている高さまであと2センチ足りないと諦めかけていたので、私は励ましました。
 「指圧を受けることで運動能力がアップし、壁を破ることができるかもしれないよ!」
 大会の当日を逆算して、いちばんいいタイミングで指圧をすることができました。そして、なんと目標達成できたのです。快挙です。Y君が嬉しいのは当たり前です。ご両親やお友達、周囲の人も彼の指圧をしていた私も、自分のことのように喜びました。
 ところが、これから関東大会を迎えると勇んでいたところで、新型コロナウイルスに感染してしまいました。感染から回復しましたが、お腹の調子が良くならず、腰も痛みが取れない。棒高跳びの練習も3回跳ぶのが限界で痛みのためにできなくなってしまいます。

 ここで指圧の出番です。Y君には「あと2センチの壁」を指圧でクリアした経験があります。指圧は、スポーツも学業もスキルアップできる可能性があります。試合の日を逆算して、タイミングのいちばんいい日に予約を入れるようにしてもらいました。
 ただ心配だったのは、コロナに罹患して練習ができなかった期間があった。筋力の衰えはどうなるのだろう。

 しかして結果は?? 「全国大会13位」でした。
Y君の挑戦に少しお手伝いができて嬉しかった。この後は、高校受験です。頑張ってください。


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