「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

迫力と個性に圧倒された「ゴッホ展」

2010年11月08日 | 分類なし

  113日は、気象学では晴れの特異日といわれます。前日までの天気予報では雨ではないものの、スッキリ晴れる予報ではありませんでした。しかし明けてみればまさに特異日、爽やかな秋晴れに恵まれたのです。そんな空気に後押しされながら、待ちに待った「ゴッホ展」です。

 

「没後120年―こうして私はゴッホになった」と題した展示会に、六本木の国立新美術館にでかけました。祝日のため混雑し入場規制の列ができていました。約10分の待ち時間です。いつものことですが、この待ち時間がけっこう楽しめるから嬉しいのです。列に並びながら、あれやこれやの期待に胸がふくらみます。ワクワクした気分が絶好調に達するのを感じなから、久々の“ゴッホとの対面”です。

 

一昨年秋、レンブラントの「夜警」がどうしても見たくて、はるばるオランダのアムステルダムを訪ねました。「夜警」は、最高でした。言葉に尽くせないすばらしさで、機会があればぜひもう一度見たいと思っています。

そのおり、それまで良さを理解できなかったファン・ゴッホの虜になってしまったのです。ゴッホの母国オランダで触れた彼の作品には心底圧倒されました。ほとんど独学であったというゴッホの絵画の迫力と深さ、その個性に心から傾倒してしまったほどの素晴らしさでした。

 

画家としては遅咲きで27歳から描き始めたそうですが、37歳で亡くなるまでの10年間に描いた作品の数の多さには驚きます。魂からあふれでる、描くことへの情熱を抑えることができなかったのだと感じました。オランダ国立ゴッホ美術館とクレラーミュラー美術館からの出展で実現した、今回の展覧会はまさに圧巻です!

 

ゴッホの作品はいつも数点が来日するだけですから、その良さを理解するのが難しかったのですが今回は違います。日本に居ながらにして、これほどゴッホに触れる機会はめったにありません。1220日までは六本木の国立新美術館で鑑賞できます。そのあと全国を廻りますのでどうか膨大なコレクションをお楽しみいただきたいと思います。

 


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