10月16日、新宿の小田急センチュリーホテルサザンタワーで開催された、夫が卒業した高校の同期会に同伴しました。母校は東京教育大学付属駒場高等学校、現在の筑波大学付属駒場高等学校です。
今は省略して「筑駒」と言っていますが、当時は「教駒」でした。会の名も「教駒8期会卒業50周年記念懇親会」と銘打ったものです。
同窓会・同期会に夫が参加するのは卒業以来初めてとか、何日も前から思い出すままに、学友のことや先生のことなどを懐かしそうに話してくれました。
当日は早めに会場に到着しましたが、すでに多くの方がいらしていました。当然、私は誰も知らないのですが、受付で貰ってつけた名札を見て、気軽に声をかけてくださる素敵な紳士方。また同伴のご夫人参加者の輪のなかにも、誘われて入れていただきました。
さすが、国立・東京教育大学附属駒場高校の8期会。ノーベル賞レベルのそうそうたる方々、各分野の第一線で活躍された方ばかりですから、そのお話は大変興味深い楽しいものでした。
席上、同期の方がなさった「低線量放射線の生物影響」と題した45分ほどの講演は、解りやすく素晴らしいものでした。この方は日本原子力研究所、環境科学技術研究所を経て、国際科学技術センター・科学諮問委員会議長など要職を務めたエキスパートだそうです。
同窓会でこのような講演ができるのは素晴らしいことだと思い、同時に、この歳(失礼)にして熱く語る情熱には感心させられました。今までの自分の範疇にない世界を垣間見た気がし、放射線に対する自分の認識がすっかり変わったのです。
会全体の印象として、想像していたよりも皆さんとても若々しく軽やかで、ご自分の分野のこととなるとかなり「熱い」のが何とも素敵だなと感じました。
ご夫人がたとのやり取りのなかに、桜の頃に私の本拠地である川越での再会を誓いあいました。来年の春、小江戸・川越の異空間を楽しんでいただきたいと考えています。それにしても学友の話ですと、夫は「頭は切れるがワルだった」とか。初めて知りました。
とても楽しい一時を過ごさせていただき、ありがとうございました。写真は右から重松樫三先生、夫、私です。