昨日は 『桃の節句』 でした。
昔から “四季を大切にしてきた国” である日本には
江戸時代に定められた 五つの節供(節句) がありました。
『七草がゆ』 人日( じんじつ) の節句 (陰暦1月7日)
『桃の節句』 上巳( じょうし) の節句 (陰暦3月3日)
『端午の節句』 端午( たんご) の節句 (陰暦5月5日)
『七夕祭り』 七夕( たなばた) の節句 (陰暦7月7日)
『菊の節句』 重陽( ちょうよう) の節句 (陰暦9月9日)
※陰暦とは、月の満ち欠けで刻む時(旧暦) ⇔ 陽暦(新暦)
『菊の節句』 だけは 公的で、民間には さほど 定着していないようです。
この節句は 約 2ヶ月 ごとの、 節目となる季節 に行われ、
身の穢れを祓う 大切な行事 だったのだそうです。 迷惑!
(けがれ) (はらう)
ただ、すべてが 奇数月になっている この節句が
11月にだけ無いのは 何故なのかと ちょっと疑問は 残りました。
かなり 特有なパターン だったとしても、
きちんと 繰り返されないと 変な感じがしてしまうのは、
また、 またまた 私だけ なのかな ~ !?
ほとんどが 節句 とか 祭り なのに対し、
『七草がゆ』 っていうのも 何だか変な気が したんですが、
年の初めに、野草 や 薬草 を 摘んで食べることで、
一年の 無病息災を願う のでしょうから、
違和感は 名前だけの問題で、理には敵っている というわけですよね。
昔の人は 本当に 上手に 自然と付き合っていた ようです。
『桃の節句』 は 『ひな祭り』 と呼ばれ、その 『ひな祭り』 は、
紙の人形 (ひとかた ・かたしろ) に身の穢れを移して川に流す という
『流し雛』 の原型 ともいわれる風習から 生まれたもの。
それが 平安時代に 宮中で流行った 『ひいな遊び』 と結びつき、
一般的になる一方で、紙から始まった遊びが
財力の象徴 として だんだん派手になっていって、
江戸時代に 段飾りが 生まれた模様。
昔は 赤ちゃんや 子ども達は 着物を着せてもらって、
この場合の昔は 江戸時代 や 平安時代では ありませんよ!
赤い毛氈 (もうせん) を敷いた 雛壇飾りの前で、
お雛様と一緒に 写真など撮ったものでしたが、
今では 段飾りなどは 代々続いた大きなお家 でもない限り、
飾れるスペースが ない !
無理やり飾ると お部屋が まるまるひとつ 潰れてしまいます。
お雛様は、
たとえ 小さくても、紙で作った物でも、飾れない事情があっても、
親が 子どもの すこやかな成長を 願う気持ち は、
いつの時代でも 同じである … 、 あってほしい … と 思います。
いつの頃からでしょうか、
新年になると すぐに、
お雛様のコマーシャルが 流れ始め、
バレンタインより 以前から
デパートなどでは ひな祭りに関する商品が 並び、
華やかさを アピール するようになりました。
『桃の節句』 と言われるように、
濃い目のピンクが基調 となることが、
暗いイメージの冬が終わり、
明るい春が 間近であることを 連想 させる。
実際、服装も 少しづつ軽快になってきて
女の子を いっそう 可愛く、華やかに 見せてくれるようです。
私はもう ピンクって歳じゃないけど、 ピンクを着ている女の子は 恋をしているのか、
自分を可愛く華やかに、乙女チックに見せたい、良い意味での 演出家 かな!?
男性は、その眩しさに ときめいちゃうのかもしれませんね。
ところで、いつも思うのは お雛様の飾り方。
毎回 忘れて迷うんですよね。
本来は 「男雛である 親王様が 左。 女雛である 内親王様が 右。」
だったんだそうですが、
ややこしいけど、向かって右手が 男雛。 左手が 女雛 ってことです。
東(日の出)=左=上座、 西(日没)=右=下座 と考えられていた。
「右に出るものはいない」 とか 「右にならえ」 なんて 右優位言葉 が存在するくらい
上下関係は はっきりしていた時代からの伝統でした。
近年では 国際儀礼 に合わせて、東京などでは 右上位、
つまり、「男雛が右、女雛が左」 に 定着してきている のだそうです!
ホントにややこしいけど、向かって左手が 男雛。 右手が 女雛 ってことです。
伝統を重んじる地方では 昔ながらの飾り方は 変わらないそうですから、
どちらが 合っている 間違っている というのは 無しでしょう。 … というか、
私は せっかくの 大事な日本の伝統を 変える必要はないように 思いますけどね!
ちなみに、
結婚式の 新郎新婦も “雛壇に座る” って言いますよね。
こちらも 右が男性。 左が女性 でした。
しつこいようですが、向かって左手が 男性。 右手が 女性 ってことです。
こちらは 外国の真似っこ みたなものだから 納得!
どちらが 上か 下か なんて言ったら、
今の女性は 「私の方が偉いわよ!」 って 怒るかも しれませんね!
だけど、上座 とか 下座 とかって 難しいです。
今回のように 向かってなのか、
自分に見立ててなのか ってこともありますし、
あまり存じ上げない方と同席する時などでは
下座探しの状況判断に 困ることも あります。
仲間や 知り合いの時は あんまり 遠慮し合わない方が 良いですよね。
早い人から 奥に詰める感覚で 良い。
そんなことで ごちゃごちゃ言う人とは 長いお付き合いは 出来ないんだから
きっと 付き合っては いないはずだ もの!
そういえば … 、
親王様が左右が反対になったら
当然 左大臣と 右大臣も 反対になるんですよね?
たしか、左大臣の方が 偉いんでしたよね!?
三人官女 は? 五人囃子 は?
もちろん、ちゃんとした並べ方はあるのでしょう。
「また眠れなくなりそう!」 …って、
普通はもう 「お嫁に行きそびれちゃうから」 って しまう心配を するんですよ!
いずれにしても ひな祭りは、
子どもの成長と 幸せを願う 親の心が お雛様に込められているのです。
それは…、
自分が親になったら わかる ことかな!?
おだやかに、たおやかに … 女の子は 優しく育て!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今回は、
ひな祭りのお話ですもの。 私が選ぶのは これしかない!
1986年 8月 発売、
森昌子さん の 『雛ものがたり』 。
(作詞 = 石原信一さん。作曲 = 篠原義彦さん)。
「今年の春の雛人形は も少し飾っておきましょう
「お嫁に行く日が遠くなるよ」 と 母の小言が聞きたくて」
「すみません 恋をしました 隠し事などせぬように
育てた娘が嘘までついて おろかでしょうか 女でしょうか」
「あなたがくれた命を燃やし… 愛の暦をたどるのです」
雛人形を片付けずにいて、お母さんに小言を言われたかったの。
その時に、「大丈夫。決まった人がいるの!」 と打ち明けたかった。
真っ直ぐに育てたはずの娘が隠し事をしていた気持ち。
お母さんにもわかるでしょ!
まだまだそばにはいたいけど、愛した人とこの先を生きて行きます。
お母さんもそうしてきたの? 私はあなたに似ていますか?
母に対する甘えがあり、同じ女として気持ちの問いかけがある。
大人になった娘の感じる 母とのきづな。 彼との 新しいきづな。
嫁ぐことを 決めた 娘。
「行き遅れるよ!」 という小言は
今までは きっと 耳の痛いような 嫌な言葉だった ことでしょう。
それなのに、今年は違う。 言われたい !!
もじもじ、 うずうず、 ドキドキ … 。
その様子を 想像すると いとおしくなるようです。
でも、恋する女は 強くもあります。
「許してね!」 … と 詫びながら、
「今の私のように、こんなに 人を愛して 私を生んだの?」 … と 母に問い、
「私も 同じ道を 歩いて行くわ!」 … と 報告する。
母は きっと 驚き、
「大人になったのね!」 … と 嬉しくて 泣き、
「淋しくなるわね!」 … と 心に感じて 泣き、
「頑張りなさい!」 … と 伝えながら 泣き、
昔の自分を思い出して 胸を熱くするのでしょう。
恋愛だけでない こんな 愛情。
いろいろ な状況下にお いて、 愛する者のためなら … って
かなり 無理をしてで も 頑張っちゃうことが多いのは きっと 親の方!
そんなことをわかるようになるのも、娘というものが ずっと古くなってから … です!
で も、息子には、一生わからない … なんてことも あり 得るような 気がします!
年配者は もちろん おわかりになると 思いますが、若い方でも、
多かれ 少なかれ、女性なら みんな 感じとれる ものなのでしょうか!?
語りのような 独特な 歌詞が とても 好きなのに 期間限定歌 なの!
今年は 終っちゃって ちょっと淋しい!
イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
「GTA」 「こねこのあくび」
昔から “四季を大切にしてきた国” である日本には
江戸時代に定められた 五つの節供(節句) がありました。
『七草がゆ』 人日( じんじつ) の節句 (陰暦1月7日)
『桃の節句』 上巳( じょうし) の節句 (陰暦3月3日)
『端午の節句』 端午( たんご) の節句 (陰暦5月5日)
『七夕祭り』 七夕( たなばた) の節句 (陰暦7月7日)
『菊の節句』 重陽( ちょうよう) の節句 (陰暦9月9日)
※陰暦とは、月の満ち欠けで刻む時(旧暦) ⇔ 陽暦(新暦)
『菊の節句』 だけは 公的で、民間には さほど 定着していないようです。
この節句は 約 2ヶ月 ごとの、 節目となる季節 に行われ、
身の穢れを祓う 大切な行事 だったのだそうです。 迷惑!
(けがれ) (はらう)
ただ、すべてが 奇数月になっている この節句が
11月にだけ無いのは 何故なのかと ちょっと疑問は 残りました。
かなり 特有なパターン だったとしても、
きちんと 繰り返されないと 変な感じがしてしまうのは、
また、 またまた 私だけ なのかな ~ !?
ほとんどが 節句 とか 祭り なのに対し、
『七草がゆ』 っていうのも 何だか変な気が したんですが、
年の初めに、野草 や 薬草 を 摘んで食べることで、
一年の 無病息災を願う のでしょうから、
違和感は 名前だけの問題で、理には敵っている というわけですよね。
昔の人は 本当に 上手に 自然と付き合っていた ようです。
『桃の節句』 は 『ひな祭り』 と呼ばれ、その 『ひな祭り』 は、
紙の人形 (ひとかた ・かたしろ) に身の穢れを移して川に流す という
『流し雛』 の原型 ともいわれる風習から 生まれたもの。
それが 平安時代に 宮中で流行った 『ひいな遊び』 と結びつき、
一般的になる一方で、紙から始まった遊びが
財力の象徴 として だんだん派手になっていって、
江戸時代に 段飾りが 生まれた模様。
昔は 赤ちゃんや 子ども達は 着物を着せてもらって、
この場合の昔は 江戸時代 や 平安時代では ありませんよ!
赤い毛氈 (もうせん) を敷いた 雛壇飾りの前で、
お雛様と一緒に 写真など撮ったものでしたが、
今では 段飾りなどは 代々続いた大きなお家 でもない限り、
飾れるスペースが ない !
無理やり飾ると お部屋が まるまるひとつ 潰れてしまいます。
お雛様は、
たとえ 小さくても、紙で作った物でも、飾れない事情があっても、
親が 子どもの すこやかな成長を 願う気持ち は、
いつの時代でも 同じである … 、 あってほしい … と 思います。
いつの頃からでしょうか、
新年になると すぐに、
お雛様のコマーシャルが 流れ始め、
バレンタインより 以前から
デパートなどでは ひな祭りに関する商品が 並び、
華やかさを アピール するようになりました。
『桃の節句』 と言われるように、
濃い目のピンクが基調 となることが、
暗いイメージの冬が終わり、
明るい春が 間近であることを 連想 させる。
実際、服装も 少しづつ軽快になってきて
女の子を いっそう 可愛く、華やかに 見せてくれるようです。
私はもう ピンクって歳じゃないけど、 ピンクを着ている女の子は 恋をしているのか、
自分を可愛く華やかに、乙女チックに見せたい、良い意味での 演出家 かな!?
男性は、その眩しさに ときめいちゃうのかもしれませんね。
ところで、いつも思うのは お雛様の飾り方。
毎回 忘れて迷うんですよね。
本来は 「男雛である 親王様が 左。 女雛である 内親王様が 右。」
だったんだそうですが、
ややこしいけど、向かって右手が 男雛。 左手が 女雛 ってことです。
東(日の出)=左=上座、 西(日没)=右=下座 と考えられていた。
「右に出るものはいない」 とか 「右にならえ」 なんて 右優位言葉 が存在するくらい
上下関係は はっきりしていた時代からの伝統でした。
近年では 国際儀礼 に合わせて、東京などでは 右上位、
つまり、「男雛が右、女雛が左」 に 定着してきている のだそうです!
ホントにややこしいけど、向かって左手が 男雛。 右手が 女雛 ってことです。
伝統を重んじる地方では 昔ながらの飾り方は 変わらないそうですから、
どちらが 合っている 間違っている というのは 無しでしょう。 … というか、
私は せっかくの 大事な日本の伝統を 変える必要はないように 思いますけどね!
ちなみに、
結婚式の 新郎新婦も “雛壇に座る” って言いますよね。
こちらも 右が男性。 左が女性 でした。
しつこいようですが、向かって左手が 男性。 右手が 女性 ってことです。
こちらは 外国の真似っこ みたなものだから 納得!
どちらが 上か 下か なんて言ったら、
今の女性は 「私の方が偉いわよ!」 って 怒るかも しれませんね!
だけど、上座 とか 下座 とかって 難しいです。
今回のように 向かってなのか、
自分に見立ててなのか ってこともありますし、
あまり存じ上げない方と同席する時などでは
下座探しの状況判断に 困ることも あります。
仲間や 知り合いの時は あんまり 遠慮し合わない方が 良いですよね。
早い人から 奥に詰める感覚で 良い。
そんなことで ごちゃごちゃ言う人とは 長いお付き合いは 出来ないんだから
きっと 付き合っては いないはずだ もの!
そういえば … 、
親王様が左右が反対になったら
当然 左大臣と 右大臣も 反対になるんですよね?
たしか、左大臣の方が 偉いんでしたよね!?
三人官女 は? 五人囃子 は?
もちろん、ちゃんとした並べ方はあるのでしょう。
「また眠れなくなりそう!」 …って、
普通はもう 「お嫁に行きそびれちゃうから」 って しまう心配を するんですよ!
いずれにしても ひな祭りは、
子どもの成長と 幸せを願う 親の心が お雛様に込められているのです。
それは…、
自分が親になったら わかる ことかな!?
おだやかに、たおやかに … 女の子は 優しく育て!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今回は、
ひな祭りのお話ですもの。 私が選ぶのは これしかない!
1986年 8月 発売、
森昌子さん の 『雛ものがたり』 。
(作詞 = 石原信一さん。作曲 = 篠原義彦さん)。
「今年の春の雛人形は も少し飾っておきましょう
「お嫁に行く日が遠くなるよ」 と 母の小言が聞きたくて」
「すみません 恋をしました 隠し事などせぬように
育てた娘が嘘までついて おろかでしょうか 女でしょうか」
「あなたがくれた命を燃やし… 愛の暦をたどるのです」
雛人形を片付けずにいて、お母さんに小言を言われたかったの。
その時に、「大丈夫。決まった人がいるの!」 と打ち明けたかった。
真っ直ぐに育てたはずの娘が隠し事をしていた気持ち。
お母さんにもわかるでしょ!
まだまだそばにはいたいけど、愛した人とこの先を生きて行きます。
お母さんもそうしてきたの? 私はあなたに似ていますか?
母に対する甘えがあり、同じ女として気持ちの問いかけがある。
大人になった娘の感じる 母とのきづな。 彼との 新しいきづな。
嫁ぐことを 決めた 娘。
「行き遅れるよ!」 という小言は
今までは きっと 耳の痛いような 嫌な言葉だった ことでしょう。
それなのに、今年は違う。 言われたい !!
もじもじ、 うずうず、 ドキドキ … 。
その様子を 想像すると いとおしくなるようです。
でも、恋する女は 強くもあります。
「許してね!」 … と 詫びながら、
「今の私のように、こんなに 人を愛して 私を生んだの?」 … と 母に問い、
「私も 同じ道を 歩いて行くわ!」 … と 報告する。
母は きっと 驚き、
「大人になったのね!」 … と 嬉しくて 泣き、
「淋しくなるわね!」 … と 心に感じて 泣き、
「頑張りなさい!」 … と 伝えながら 泣き、
昔の自分を思い出して 胸を熱くするのでしょう。
恋愛だけでない こんな 愛情。
いろいろ な状況下にお いて、 愛する者のためなら … って
かなり 無理をしてで も 頑張っちゃうことが多いのは きっと 親の方!
そんなことをわかるようになるのも、娘というものが ずっと古くなってから … です!
で も、息子には、一生わからない … なんてことも あり 得るような 気がします!
年配者は もちろん おわかりになると 思いますが、若い方でも、
多かれ 少なかれ、女性なら みんな 感じとれる ものなのでしょうか!?
語りのような 独特な 歌詞が とても 好きなのに 期間限定歌 なの!
今年は 終っちゃって ちょっと淋しい!
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イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
「GTA」 「こねこのあくび」
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