― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

家族で集まる 【親子ミニ旅行】 (孫・ひ孫が同伴) その2

2015-10-18 | 孫・家族 に関するお話

ボケ予防と思い出作りのため 1泊旅行に出かけたこの日、
三島広小路でお昼を食べた午後からは、
伊豆箱根鉄道 駿豆線で 修善寺 へと向かいました。


下車後、まずは しいたけ狩り をしに しいたけの里 に行ってみることになりました。

えっ、この中で収穫するの!?」  想像とはまったく違っていました。


原木から生えている しいたけも小さくて、< これは!> と思うものが少なかった!


       電話予約 しタクシーで向かうと、着いたのは 倉庫のような建物の前。 しいたけの里 
       なんて名前だから当然 外での収穫かと思っていたら、案内されたのは その建物の中。
       勝手な想像ながら 〔 ちょっと薄暗いくらいの林の中なのかしら? 〕 なんて思っていた
       のでガッカリ!  料金は 1080円。 ザルをもらって300~350g分収穫することが出来
       ます。  しいたけは菌を植えると数日で生えてくるらしいので、きっと いくつか並んだ
       倉庫のようなこの建物を 順に移動 しながら < しいたけ狩り> をさせているのでしょう。
       雨の日ならともかく、出来れば外で体験 したかったし、欲を言うなら、傘の開きや厚み
       はこのくらいのままで もう少し大きいのも収穫 してみたかったな~!

       ちなみに、 しいたけの 栽培方法 には 2 種類あり、これは 原木栽培。 自然生育の
       広葉樹を切り出し、その原木に<菌>を植え付ける方法で、木の栄養分をじっくり吸収
       させ 無農薬の無肥料で育てるそうです。 もうひとつは 菌床栽培。 オガクズなどの
       木質基材に米糠などの栄養源と水を混ぜてブロック状に固めた人工の培地に<菌>を
       植え付ける方法です。  前者は しいたけ狩り では おなじみの光景。 後者は 安定
       供給が見込まれる方法と思われます。



修善寺に来たんだから 次は 修禅寺 へ。

お寺はこの上!  坂か階段、いずれかを上らないと行けません。 

六地蔵尊の近くにはヤギさんが、手水場 には口から湯を流す龍さんがいました。

十六羅漢が並ぶ
壇信徒会館」。

ひっそりと佇んで、心の目で 境内を見つめているような だるま石。

お参 りを済ませ、ひと休み。

       しいたけの里」 でタクシーを呼んでもらって 「修禅寺」 まで移動 しました。 
       「修禅寺」 の本堂までは上り。 山門を通る階段か脇の坂を上るしかありません。
       両親が左側の坂を選択 したので付いて行くと、上った先に <六地蔵尊>があり、すぐ
       横の囲いの中にはヤギさんが放たれていました。 階段を上りきった先にある手水場
       では龍の口から 飲むこともできる温泉が流れ出ており、本堂 向かって右の りっぱな
       松の下には だるま石 が鎮座。 目を瞑っているような 独特のお顔が印象的でした。
       由来など詳細はわからないそうですが、江戸時代に引き取られてここに置かれたとか。
       厄除けなのか開運なのか!? いずれにせよ <だるま>は禅宗の創始者である<達磨>
       の坐禅姿を真似て作られたと云われる縁起物。 境内を向き 心の目でそっと参拝客の
       幸せを祈ってくれているので しょう。 この頃の紅葉たちはまだ ほぼ緑。 そこに赤い
       竹コプター風の種が彩りを添えていました。



虎渓橋 を渡って、名所・史跡の 散策 コースへ。

目の前の赤い橋を渡って行くと、河原に独鈷(とっこ)の湯 が見えました。

地図を頼りに ゆっくりと歩いて行くと

途中から坂道や階段に…。  店頭に
[看板娘 (右)] が いる竹細工店がありました。

       門前から道の反対側の 虎渓橋(こけいばし) を渡って 温泉街方面へ。
       下を流れているのは桂川。 上流方向の河原に足湯で有名な 「独鈷(とっこ)の湯」 が
       見えました。 中伊豆きっての<温泉街>がある という 修善寺ですが、中心から南に
       外れているらしいこの道は意外なほど人が少ない!  坂道には風情がありました。
       曲がって続く階段の中ほどにある<修善寺彫り>のお店の店先には座布団に座る
       三毛猫がいて、触っていると 「呼ぶと返事するんだよ」 とご主人がわざわざ外へ!
       何度もかけ合いを見せてくれました。 看板娘より人懐こいご主人とモモ子ちゃんの
       コラボ。 いい関係なのが見てとれて 微笑ましく思えました。



「指月殿」 は 伊豆一古い木造建築。 中には風格のある [釈迦如来坐像] のお姿が …。

「源頼家の墓」 と 「十三枝の墓」、 山道をさらに上ると 義経の墓 があるとの看板がありました。

       階段を上り切った先には 指月堂。 <伊豆最古の木造建築物> の中には釈迦如来
       坐像
が祀られていて、台座に坐 し 右手に まだ蕾と思われる蓮華を持ったお姿が
       荘厳で美 しかった。  道の先には 源頼家の墓。  「これが征夷大将軍の墓石?」
       と思ったのは供養碑で、その後ろに隠れるようにひっそりと佇む小さなお墓はもっと
       意外に思えました。 その奥には 家臣十三士の墓。  元々は 御庵洞 にあったもの
       が 2004(H.16) 年の台風22号被害で移築 してきたという。 忠義を尽くした家臣たち
       が長い年月を経た後 再び 主君を守りつつ 傍らで眠ることができるようになった喜び
       はいかなるものか。  「指月殿」 の境内を歩いて知った 母、息子、家臣、それぞれ
       に思いを馳せながらのお参りとなりました。
       さらに、階段の先に 源義経おしゃぶりばあさんの像 があるという看板を見つけ
       すぐかと思って上ってみたのだけれど、途中からは道も悪くなり 前日の豪雨で滑り
       やすく、妹とふたり 何も告げずに来てしまったことも心配で断念。 半分以上は来た
       と思われ <おしゃぶりばあさん> というネーミングも大いに気になる部分ではありま
       したが、そこからの戻りが大変で、行かなくてよかったと思えました。



指月殿前の茶屋で ひと休み ... のはずが、長い休憩 になりました。
 

       <自家製のくずきり> という文字に惹かれて入った 指月堂前の 民芸茶屋 もとよし
       ご夫婦でやられているらしいこのお店で注文したのは くずきり2つ と みつまめ3つ。
       ところがこれが 出て来るまでに小一時間かかり、待ち疲れ! たまたまだったのか
       常になのかはわかりませんが、原因はたぶん 自家製 だという くずきり と推測。
       思わぬ時間の浪費 に、脳裏には <余裕がある時に入ったほうがいいお店> として
       インプットされました。



戻りながら 独鈷の湯へ …。
 

       趣きのある坂道を戻り 橋まで来たので 独鈷の湯 へ行ってみることにしました。
       足湯まで降りて行くと アジア系の団体さんが占領 していて 大はしゃぎ中! 自分達
       だけの時ならともかく、他人が来た時の心遣いのなさにはガッカリで、後からいらした
       ご夫婦共々 肩身の狭い思いのまま とりあえず体験だけして早々に引き上げました。
       近くにある 河原湯 も同じ! 彼らが引き上げたら静かになりました。



タクシーで 日枝神社 へ。


小さな神社と大木。 緑も多くて風情のある境内。 入り口のトタン張り塀が残念。

       日枝神社修禅寺 のすぐ隣にあるというのに、父がタクシーを頼んでいたので
       びっくり! 仕方ないので乗り込むと、歩く何倍もの大回りで さらにびっくり! 
       両側が建物と大木に囲まれた入口付近。 石の階段を上った先には小さな神社が
       ありました。 境内には 子宝の杉。 成長して合体した根元、2本に分かれた上部、
       その間を通ると子宝に恵まれるという言い伝えがあるようです。 反対側には天然
       記念物の 一位樫 もあり、緑豊かで落ち着きます。 ここはパワースポットになって
       いるようです。



この日の観光の最後は、 韮山反射炉

指月殿前の茶屋で ひと休み ... のはずが、長い休憩 になりました。

       移動手段などの問題を考えて 修善寺 にいる時にはまだ迷っていた 反射炉見学で
       したが、近年 暇で困っているというタクシー運転手さんに 「サービスするから ...!」
       と食い下がられたこともあって 日枝神社 に降りた時には行くことになっていました。
       結果、参拝中 タクシーは待機。 足の悪い父のことも考慮 して 「ゆっくり行って来て
       大丈夫ですからね!」 と声をかけてくれ、再び乗り込んだ車中では無類の話好きで
       あることが判明。 和やかな移動時間 となりました。
       今年 世界遺産 に正式登録されたとあって、急激に開発ムードが漂う 反射炉周辺。
       入ったあたりで集合写真をお願いしたらボランティアガイドさんで、「今から反射炉
       内の説明をするから聞いて!」 と誘(いざな)われました。 ところがこの方も無類の
       話好き。 話し出したら止まらなくて 30分程度のはずが かなり長くなりました。

       ちなみに、韮山反射炉 は 1922(T.11)年に 国の史跡に、2007(H.19)年には 近代
       化産業遺産に認定。 2009(H.21)年に ユネスコの世界遺産(文化遺産)暫定リスト
       に掲載された後、今年 「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」
       として正式登録されました。




まだ少々続く 1日目。
またしても長くなってきたため 後日に回すことにしました。
(つづく)



ゆっくりと歩き、休憩を交え、タクシーを利用して
出来るだけ楽に回れるようにしたため、
まだ余力が残っていそうなふたりでした。


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   「イラストレイン」 「いらすとや」 「イラストAC (FreebieAC)」

コメント (2)
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