― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

ありえない! またも家族増員  ― 野良猫 ―

2014-07-11 | ロック・ユキ丸・チャチャ丸 話
前回、<ロックが1歳になった> と書いたばかり だというのに …
世の中、 何が起こるか わからないものです。



6月27日(金)の夕刻。
いつものように夕食の支度をしていたら 娘が帰ってきて、
 「はい 頼まれた物 買って来たよ。」 と言いました。
  〔 あれっ 何か頼んだっけ!? 〕 と思って 何気なく手元を見たら
抱えていたのは なんと 仔猫
 「わっ びっくりしたぁ!  えっ、何これ!」  思わず叫んでしまいました。
すると娘は悪びれた様子もなく、 「えへっ 拾って来ちゃった!」
唖然とし、 「えっ、この子 どうするつもりなの?」 と聞くと
 「どうしたらいい?」 と聞きかえす。
弱いものを放っておけない私の性格を知った上での 知能プレー!?
     〔 確信犯かぁ! 〕
子どもの頃、自分が非力で 父に逆らえず、
救ってやれなかったことが 悔しくて辛くて 泣いた覚えがあるから
連れて来てしまったものを 「戻して来なさい!」 とは 絶対に言えないし 言いたくない!
けれども <育てる責任>を考えると戸惑う気持ちは大きい。
だけど、この子を目の前にして いつまでも迷っているわけにもいかない!
頭の中は 葛藤中!
とりあえず <汚さ>と<ノミ>の対策 として お風呂に入れることにし、
食事の支度はそっちのけ となりました。

   〔 娘たちを育てている時だって 不安はいっぱいだったけど、頑張るしかない と思って
    やってきたんだもの。 こんなおチビ、1匹も2匹も同じようなものよね! 〕
   20代の頃を思い出して 開き直ってはみたけれど、若さを含め 昔とは違うことに気づかない
   わけじゃない。 だけど、乗り掛かった舟。 「ここで見捨てちゃ女が廃る ってもんよ!」
   江戸っ子じゃなくたって こんな心境にはなるものです。 肝っ玉かあさん みたいに
   大きな胸も懐(ふところ)も持ち合わせてはいないけれど、<母性本能>はまだあるみたい!


薄汚れた この子。
お風呂には それほど暴れることなく良い子で入りました。

 
濡れたら、体が細ーくて 頭でっかち に …!

フワフワきれいになったはずなのに、真っ白じゃないから まだ何となく薄汚て見える姿。
きれいなブルーの目も 顔のわりには 小さめ。 (この時は特に …!)
しかも ちょうど鼻の部分に 鼻の穴のような模様 があって、
上向き鼻を強調した <北島三郎さんの顔まね> を しているような 滑稽さ!
けっこうな おブス顔に 思わず 笑ってしまいました。

ヨリによって、なぜここに こんな模様が …!?
 
<鼻の穴模様>のお蔭で 不細工感満載だけど、これぞ ブサカワ、 憎めない!

その上 誰かに似ていると思ったら
ちょっとした表情が ター君そっくり! (ちなみに、ター君は ブスっ子君 ではありませ~ん。)
そんな顔のお蔭で 急に身近に感 じられて …
けっきょく 飼う という決断に至りました。

娘が拾って来てしまった時点で 覚悟した気はするけれど …
ひと言だけ言いたい。
「ホント、ありえない――― ぃ!」


大変だったのは ロック!          
友達、あるいは おもちゃ代わり。
遊び相手が出来て喜ぶかと思ったのに
完全に 怒り いじけてしまって、私にまで シャーシャー!
捕まえて抱くと 噛みかたも いつもよりちょっと強めになっていました。

   おチビが来て 私が掛かりっきりになっているのが気にいらなかったらしい ロック。
   わかってはいても 〔 落ちつくまでは しかたない! 〕 と自分にも言い聞かせながら、
   声だけはかけ続けていたつもりだったのだけれど、嫌われちゃったようでした。
    「この 浮気者め!」 と思ってるの!?  想像すると 悲しくなるけれど、
   怒っても怖さを感じることはなく、むしろ こんな時でも 顔には危害を加えない。
   そんな気遣いは嬉しいくらい!  だけど、あんなにしていた <肩乗り> は ピタッと
   やらなくなり、触られるのを拒んで逃げてしまうのは ショックでした。


おチビに対しては 嫌がっているくせに 時々そばに行って威嚇し、叩いたりする。
それでも 決して爪は出さないあたり、心底 怒っているわけではないと確信していました。

どんなに怒っても全然怖くはないけれど、ロックもこんなに敵意をあらわにすることがあるのね!
 
そういえば、マーブルを連れて帰った時のラビも こんなだったな~!

   毎日顔を合わせる ミーちゃんやシーちゃん。
   それ以外のノラちゃん達にだって いつも良い顔をしているくせに、
     年下は嫌いなのか!?
     見たことのない まったく別の生き物に見えて怖いのか!?
     もしかしたら、〔 こいつのせいで …! 〕 なんて思ったりしたのか!?
   ロックの本意はわからないけれど、ずっとチヤホヤされてきたのに、変なのが来て、
   その途端 みんなが急に構い出したので、嫉妬心が芽生えたのかもしれません。
   それにしたって、こんな赤ちゃんに こういう態度は ちょっと 大人げないんじゃない!?
   だけど …、ロックだって まだまだ甘えたいお年頃 ではあるのよね!


この時 凄いな と思ったのが おチビちゃんのほう!
どんなに威嚇されても 表情ひとつ変えず 動かず、
存在感を消すかのように やり過ごしている様子が
頭上を通過する お説教や文句を 黙って聞き流しているように映って 笑えました。

同じ猫同士だからなのか、新参者だから仕方ないと思っているのか、
  
ロックが威嚇しても、叩いても、 じっとしているおチビちゃん!

   後日、網戸越しに ミーちゃんに近づいて行ったおチビちゃん。 懐っこさを見せたのに
   ここでも怖い顔で威嚇されてしまいました。 ところがやっぱり めげない、動じない!
   シャーシャー云われ、襲い掛かるような仕草をされても 感じていないが如く、何度も
   近寄って行っていました。  そういえばロックも 初めは威嚇されていたわね~!
   シーちゃんはおとなしいから そんなことはしないけれど、いずれにせよ 今では無視
   されてるに近い感じ!?  ノラちゃん達と友好関係を結ぶのは なかなか難しそう!


そんなおチビちゃんでも、<人>ともなると やっぱり 大きくて怖いのでしょうか!?
ロックの後ろから そっと近づいたのに ジリジリと後ずさりしてゆき、
気づけば こんなことに …!

これ以上後退できなかったらしく、気づくと <逆立ち状態>!  目を疑うような光景でした。
  
      こんなにきつい体制なのに、まったく鳴かないことにも驚きます。 
                                                究極すぎるポーズ!

それでも 必死で逃げ回る ということはなく、
抱いても やけにおとなしいのが 気になります。

      オドオド!           無表情!        信用されていない!?
  
この子が 心から安らげるまでには もう少し時間が かかりそう!

   ロックの時と違うのは ほとんど鳴かないこと。 必死で抵抗することもありません。
   なんだか モサッと しているようにさえ見える行動が不思議に感じられるようでしたが、 
   一見ひょうひょうと見える表情も 恐怖心からきているらしいとわかったら 愛おしさが
   倍増しました。  その証明と思われるのが <体の震え> と <足の裏のジットリ感>!
   まずは しっかりと抱きしめ、話しかけ、そっと背中を撫でながら 様子を見ました。
   次に 軽めに 体中を撫でまわしたり お尻を叩いたり 腹ばいにして揺らしてみたりも
   してみました。 親猫が舐めるように 顔を使って撫で回すような仕草をしたり、何も
   もせず静かに様子を見たり…!  リラックスできる状態を探ります。


拭いても湿ってくる足の裏が乾いて温まるまでには時間がかかると思い、
途中で <お食事タイム> を設けました。

ロックの時ほどの 餓え感 は感 じられなかったけれど
 
がっついて食べている姿は いじらしい!

   怖くても お腹は空きます。  食べてくれれば ひと安心!
   どんな物を食べていたのかわからないので ロックの時と同様 柔らかい餌を用意。
   お腹がいっぱいになれば少しは落ち着けるんじゃないかしら!?

           (ロックが我が家に来た時のお話については こちら で ご覧ください。)


来たばかりのおチビちゃんには手がかかるし、まだよくわからないだけに心配な面もあるけれど、
ロックの気持ちを推し量って、今まで以上に気を配ってあげなければいけないと認識していたので
夜、おチビは 家に来た時のロックと同様 ケージ代わりの柵に閉じ込めて寝かせました。
いつものように一緒に寝られる状況にしておいたのに なかなかやって来ない お嬢!
心配 していると かなり経ってからそーっと現れ、べったりとくっ付いたと思ったら
激しく モミモミをし始めました。
  〔 本気でいじけちゃったけど、もう限界だった? 〕
想像がついて 抱きしめてやりたくなりましたが、
まだそこまでは許せなかったようで、拒まれてしまいました。

   私の年子の娘たち。
   下の子が もの心が付くまでは 出来るだけ 上を優先するよう、
   その後は なるべく平等に扱うよう 心がけてきたつもりです。
   考えてみれば、ロックとおチビも ちょうど1歳違い! 
     〔 あの時と似ているな~! 〕   久しぶりにそんなことを思い出しました。
   なお、おチビちゃんは途中で何度か か細い声で鳴きました。
   気になりながらも我慢していたら、そのうち疲れて朝までぐっすりと寝てくれて、
   お蔭でロックも、ゆっくり眠ることができたようでした。




どんどん長くなる内容!
あまりの長さに自分でも疲れてしまって、
今回は 1日目だけを投稿することにしました。


思いもよらぬ 家族増員!

果たしてうまく成り立つのか、ちょっぴり不安もあるけれど、頑張ろうネ!





大型台風8号が 5時前に千葉県富津市付近に上陸し、
9時に温帯低気圧になったというニュース。
庭の備えが大変だったけど、大ごとにならずによかった。
だけど、植木たちを元の位置に置き直すのも大変なくらい ジリジリ ムシムシ!
今日は暑くて ふたりも ウダウダ!


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中途半端な愛にならないように … ということで
2013(平成25)年 8月18日発売、
                       Milky さん の  『野良猫』
(作詞/作曲 = Milky さん)

   「中途半端に投げ出されて 嘘になったの夢の城
                 愛を覚えた野良猫は 元の路地裏 暮せはしないのに」
「お願い ひとりは嫌なのと 冷たい背中に叫んだ」
   「中途半端に飼い馴らすなら 気ままな野良でよかったわ
                 あなた覚えた野良猫は 元の路地裏 生きれはしないのに」

   中途半端に飼い馴らして 自分の都合で捨ててしまう!
     そんな飼い主には絶対ならない という自信だけはあるつもりです。
     裕福に育てることは出来ないけれど、愛情はたっぷり、責任はしっかり!
     飼い主、家族。 自覚を持ちつつ、仲良くやっていきましょう。
                    (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

歌仲間が紹介 してくれた曲なので
Milkyさんのことはまったく知りませんでしたが、
武蔵野音楽大学卒のシンガーソングライターだそうです。
卒業後、国際線のキャビンアテンダントとして勤務する傍ら
ライブハウスなどで ジャズやピアノの弾き語りなどの活動もされていたようで、
JASRAC(日本音楽著作権協会)のメンバーとして 楽曲提供もされているようです。


「野良猫のほうが良かった!」 なんて云われないようにしなくちゃね!


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   「イラスト工房」 「素材屋ひなとん」

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