― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

新年のごあいさつ  ― テルーの唄 ―

2012-01-07 | ごあいさつ 等
 
               遅くなりましたが … 
2012
(平成 24 年)




あけまして
おめでとうございます

     今年の 干支 は  です         

   えと           じっかん じゅうにし
干支> とは、十干十二支 の略で、<十> と <十二> を組み合わせたもの。

  ・ <十干> は
     <陰陽五行説> に基づいて 万物の元となる要素 「木 ・ 火 ・ 土 ・ 金 ・ 水」 の 五行 に
     「甲 (こう) ・ 乙 (おつ) ・ 丙 (へい) ・ 丁 (てい) ・ 戊 (ぼ) ・ 己 (き) ・ 庚 (こう) ・ 辛 (しん) ・
      壬 (じん) ・ 癸 (き) 」 という 10種類の順列漢字を ふたつずつ当て嵌め、
     それぞれに 「陽 (兄 ) ・ 陰 (弟 )」 をつけて割り当てたもの。

          木 (き)  は、 甲 ( きのえ  (木の兄) )  ・ 乙 ( きのと   (木の弟) ) 、
          火 (ひ)  は、 丙 ( ひのえ  (火の兄) )  ・ 丁 ( ひのと  (火の弟) ) 、
          土 (つち) は、 戊 (つちのえ (土の兄) )  ・ 己 (つちのと (土の弟) ) 、
          金 (かね) は、 庚 ( かのえ (金の兄) )  ・ 辛 ( かのと  (金の弟) ) 、
           (みず) は、 みずのえ (水の兄)) ・ 癸 (みずのと (水の弟)

  ・ <十二支> は
     12種類の動物を 当て嵌めた、「子 ・ 丑 ・ 寅 ・ 卯 ・ ・ 巳 ・ 午 ・ 未 ・ 申 ・ 酉 ・ 戌 ・ 亥」。


その組み合わせでいうと、今年は 壬辰みずのえたつ ・ じんしん) になるようです。
        そして、この組み合わせは 60通り も あるため、
        自分の生まれた干支に戻るのは なんと 60年後の <還暦> の時になるそうです。



ところで、 とは、
    、 、 ドラゴン
呼び名は いろいろあれども 架空の生き物!
角は鹿、 頭は駱駝(らくだ)、 眼は鬼(幽霊)又は兎、 身体は蛇、 腹は蜃(ハマグリの意)、 背中(鱗)は鯉、
爪は鷹、 掌は虎、 耳は牛に似ており、 口辺に長髯をたくわえ、 喉下には一尺四方の逆鱗があって
水中や地中に棲み、その啼き声は雷雲や嵐を呼び、竜巻となって天空に昇り自在に飛翔する と云われて
います。 また、秋になると淵の中に潜み、春には天に昇るとも云われているようです。
「ドラゴンボール」 の影響で、怖いけれど どんな願いも叶えてくれる崇高なる存在のイメージが強かったり、
「日本むかしばなし」 の影響で、子供と戯れる優 しい映像が脳裏に残っていたり、
本や映画やゲームなどでは 手に負えないほど強い敵であったり、共に戦う味方であったり …
雨乞い の際には 食べ物と共に 生け贄を捧げるというのも 昔話ではよく聞くお話です。
いずれにしても、近年ではない日本では 神獣や霊獣として崇拝する存在であったと云えるのでしょう。

十二支は 無学な庶民に 動物の名前を当てて浸透させようとしたものだといわれていますが、
なぜ ひとつだけ この世に存在 しない <辰> を入れたのか、非常に疑問を感 じるところです。

    の原字は 辰の下に虫と書いた< (しん)> という字なのだそうです。       
   これは 二枚貝(ハマグリ)が開き、弾力性のある肉をビラビラと動かしているさまを表 し、
   [ ] [ ] という意味をもつようです。
   これがなぜ という字になり、 と書かれるようになったのかは不明なようですが、
    が空を飛んでいる様子や ヒレのような部分が 波打っているように描かれているのは
   そのせいなのかも しれないな~ などと想像 しています。

   ちょっと気になるのは …
   [ ] [ ] という字 と [ ] に関連するということ!

   昨年は 東日本大震災、特に 津波 (3月11日) によって
   2万人にも及ぶ 死者・行方不明者が出た上に、
   東京電力福島第一原子力発電所の事故 により、
   これからも長期に渡り、先の見えない不安を引きずっていくことになりました。

   それでも 第6回女子ワールドカップ で、
   なでしこジャパン が 世界一 という快挙を成し遂げてくれた(7月17日)お蔭で、
   暗いだけのような一年に光が射 したような気がしました。

   これらのことにより、強い  が 生まれ、昨年を代表する言葉も 「絆」 になった。
   それでもまだ 自分だけ良ければいいのか と思うような事柄が起きたことも ありました。

もう 怖いこと、悲 しいこと、辛いこと は 起こらないでほしい!

   それなのに、今年 2012年 に変わったばかりの 1月 1日 14時28分、
   太平洋沖で地震が発生 し、小さい揺れからだんだん大きくなっていき、
   昨年の記憶やニュースが蘇ってきて、かなり ドキッとさせられました。
                                                
   [ ] [ ] [ ] という これらの字が表す意味が
      心揺さぶられる 良い出来事がたくさんある 一年でありますよう、
      発憤し、精神を奮い立たせる 一年でありますよう、
      瑞々しい、豊かな心を持ち続けられる 一年でありますよう、
   心から祈りたいと思います。

もしも ドラゴンボールに出てくる 神龍 (シェンロン) がいてくれるなら、
玉を 7つ集めて、 地球の再生を、人間のエゴだけでない平和を、願いたいものです。



竜よ!  地で、 空で、 暴れるな!
<昇り竜> となりて 天に上がり、この星に 幸せを 撒き散らせ!



ついでに、
辰の刻> は 午前8時 を中心とする 前後 約2時間 (7時~9時)。
  室町時代後半から鐘の音で時を表 し、時刻を時鐘の数で呼ぶようになった時、
  日の出と日の入りをもとに <明け六つ> と <暮れ六つ> を決め、
  これを基点に時間を定めるという 不定時法 を用いていたため、
  季節によって 昼と夜の長さが一時間以上も違うということが起こっていたようです。
  十二時辰制 (じゅうにじしんせい) は 一日を12の時間帯に区分して 十二支を割り付けたもので、
  一時辰 (いちじしん) は 現在の約2時間に相当し、辰の刻は 朝五つ
  なお、鐘を打つ際には 気づかせるため、まず 「捨て鐘」を3つ打ったのち、
  時の鐘を打っていたそうです。

辰の月> は 旧暦3月。               
  弥生 と呼び、その由来は、草木が生い茂り始める月。
  年度替り(主に会計年度や学年)の時期に当たり、卒業式・送別会、引越し・新生活など
  出会い・別れの時期でもあります。

方角> としての 辰 は 南東微北
  東南東よりやや南寄り(南へ30度)の方角ということになるそうです。
  南東の方角を 辰巳(たつみ/巽)というのは、辰と巳の中間 という意味で、
  辰巳には 南東から吹いてくる強風 という意味もあるようです。
  余談ですが、江戸時代には、江戸の町の南東に位置 していた深川が辰巳の方角にあったことから、
  そこにあった岡場所(異称を持つ未公認の遊里)を辰巳の里と呼んでいたようです。




      



ブログを始めてから 5回目のお正月。
投稿 も 5年半 に なりました。

辰は干支(十二支)の5番目。
…ということは
最初に迎えたお正月は ちょうどネズミ年だった ということになるんですね~。
 
年月と共に どんどん長くなっていっているようで恐ろしい このブログ!
今年は少し短いものも混ぜようかと思っているんですが、どうなりますことか!?

いずれにしても のろい であることに変わりなし!

相も変わらぬ こんな私ですが、
  
本年も よろしく お願い致 します。


      ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

今年は 生きて行くことの大切さや 人のありかたを考えたい … ということで
2006(平成18)年 6月 7日発売、
        手嶌 葵 さん の  『テルーの唄』
            (作詞 = 宮崎吾朗 さん/作曲 = 谷山浩子 さん)

「夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる  鷹はきっと悲 しかろう
                  音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて」
   「心を何に例えよう 鷹のようなこの心  心を何に例えよう 空を舞うような悲 しさを」
「人影耐えた野の道を 私とともに歩んでる  あなたもきっと寂 しかろう
                  虫の囁く草原(くさはら)を とも に道行く人だけど  絶えて物言うこともなく」

   他からは 恵まれて見えても 人知れず 悲 しい心。
     人目にも触れず 誰からも愛されることのない小さな花の 切なき心。
     共に歩いてはいても 思い通わぬ 寂 しき心。
     真実は見えないことも多い。
     知らなけば、 見ようとしなければ、 相手の立場に立って考えてみなければ わからない。
     それを伝えることですら 難 しい。
     それでもみんな 授かった命を一生懸命 生きているんですよね。
                                       (※ 詞の内容から、その時感じたままを 書いています。)
                               
「龍」 や 「竜」 の付く歌として思い浮かぶのは 演歌チックなものばかり。
ドラゴンが出て来る アニメ や ゲームを思い浮かべてみると、「ドラゴンボール」 や 「ドラゴンクエスト」。
映画は 「アバター」 … 、まさかの 「燃えよドラゴン」!?
音楽だけだったり、歌としてご紹介 したいかどうかだったり と 微妙なものが多い!
そんな中にあって 歌自体は ドラゴンに関するものではありませんが、
マー君と何度か見た 竜に関するお話と歌がありました。
  冒頭から出て来る 人間の世界に飛来 して 共食いをする竜。     
  物語の内容には疑問に感 じる点もありますが、
  下に記 した言葉は 今の時代に重ね合わさるようで 身につまされるものがあります。

   「このところの最悪は、世界の健康がもたらす光が弱っている証拠。」

   「太古 人間と竜はひとつであった。
    しかし 物を欲 した人間が大地と海を選び、自由を欲 した竜は風と火を選んだ。
    以来 人間と竜は交わることはなかった。」

   「あちこちで 作物が枯れ、羊や牛が駄目になり、そして 人間の頭も変になっている。」

   「疫病は世界が健康になろうとする ひとつの運動だが、今起きているのは 健康を崩そうとする
    動きだ。 そんなことが出来る生き物は この地球上には1種類 しかいない。」

   「あちこちで世界が不安定になっている。 均衡が揺らいでいる。」

   「この世界の森羅万象は すべて均衡の上に成り立っている。
    風や海も、大地や光の力も、獣や緑の草木も、すべては均衡を崩さぬ範囲で 正 しく動いている。
    しかし 人間には、人間ですら支配する力がある。
    だからこそ、わしらは どうしたら均衡が保たれるか よくよく学ばなければならない。」

   「大切なもの。 それは 命。
    人はいつか死んでしまう。 終わってしまうことがわかっているから 命は大切。
    死んでもいいとか、永遠に死にたくないとか、そんなの どっちでも同じ。
    命は自分のためだけのもの?  私は生かされた。だから生きなきゃいけない。 
    生きて 次の誰かに命を引き継ぐ。 そうして命はずっと続いて行くんだよ。」


  人間は 何でも欲 しがる。
  本来は自分たちの物ではない物まで欲 しがり、力を誇示 して まるで支配者の如く生き、
  そして 地球の均衡を崩 して来た。 強いものほど優 しくなければいけないのに …!
  今、地球のあちこちで 自然破壊が起きているという現実の中にあっても
  狭いところで ごちゃごちゃと自分達の意地だの権利だのを主張 して争っている。
    驕(おご)ることなく、この世の均衡と平和を考え、生かされし命を大切に生きる。
  もう遅いのかも しれないと思えることもあるけれど、諦めたら後退と最悪 しか訪れない。
  本気で考えていかなければいけない問題なのではないかと思う昨今です。
  

手嶌 葵さんが まだ無名の頃、
デモCDで耳にした彼女の声に惚れ込んだ 宮崎吾朗氏の直接の打診を受け、
彼の初監督作品、『ゲド戦記』(2006.7.29公開)の主題歌、挿入歌を歌うことになりました。
それ以後、CMソングや映画の主題歌などを手がけるようになり、
昨年公開の吾朗監督2作品目、『さよならの夏 〜コクリコ坂から〜』 でも主題歌を歌われ、
声優としても出演されています。
 (『さよならの夏』 は 1976(S.51)年に森山良子が発売 したシングル曲で、私の大好きな歌でした。
  この歌は 同年に放送された同名タイトルテレビドラマの主題歌だったようです。)


なお、『テルーの唄』の歌詞は、萩原朔太郎氏の詩 『こころ』 に類似 しているとの騒動が起き、
のちに、 『こころ』 の着想を得て作詞されたこと。表記について思慮不足だったことの謝罪があった
ようです。 確かにひと言書けばよかったので しょうが、真似 といえるのかどうか!? 

                        心に何かを感 じられる歌がいいな~!
                    優 しく きれいな声の葵さん。 これから歌われる歌にも期待 しています。



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   「イラスト工房」 「今日もわんパグ」

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