Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

ソニーのネットセキュリティがザルだった・・・さらに個人情報の流出追加

2011-05-03 23:04:55 | Digital Devices

 5月1日に発表のあった、PlayStation Networkの個人情報流出について、7700万件という規模から大きな波紋を呼んでいるところです。当の私もクレカの情報が漏れていないか戦々恐々としているところでして、PSNが再開したら(たいして使っていなかったし)速攻で解約してやろうと思っていたところ、「退会の概念がない」とかいうとんでもない落とし穴に遭遇・・・せめてクレジットカードだけでも解除しておかないと。

 さて、それから2日経ち、「実はそれだけで事件は終っていなかった」という嫌な事実が明らかになりました。もう、本当にソニー(およびその関連会社)のセキュリティはザルだったんですね・・・

ソニー、ネット再開へ高い壁 情報流出1億件超か  日本経済新聞

 ソニーのインターネット配信サービスへのハッカーの不法侵入問題で、2件目の被害が発生していたことが3日、明らかになった。流出の恐れがある個人情報は合計で1億件超と未曽有の規模に達する。
-中略-
 ソニーによると、パソコン向けオンラインゲームの米子会社、ソニー・オンラインエンタテインメント(SOE)がハッカーの不法侵入を受けたのは米国時間の4月16~17日。すでに公表済みのプレイステーション・ネットワーク(PSN)などが侵入されたのは同17~19日だった。

 SOEはエバークエストなどのオンラインゲームを扱う子会社で、前回と異なり、今回は2007年当時のデータとはいえ、1万2000件クレジットカード情報が流出した可能性が高いとか。日本のクレジットカード情報も4300件流出しているということで、時間が経つに連れ、事態はより悪い方へ転がっている模様です。

 このままだと、ソニーの別のネットワークの安全性についても疑問視をせざるを得ませんし、PSNの再開についても巨大な壁が新たに立ちふさがった印象です。

 「このようなことがあったことで、よりセキュリティが強固になる」という考え方もありますけれど、申し訳ないですが、「これ以上関わりたくない」という方が正直大きいのではないでしょうか。なんだかネットワークだけではなく、ソニー製品そのものについても胡散臭い目を向けてしまう自分に驚くとともに、今回の件で失った顧客の信用を取り戻すのは並大抵のことではないであろうな・・・と思い直した次第です。