今日、辞令がおりた。これで正式に今度の病院の一員となることができた気がする。
コロ健、総合病院から大学病院に移った。専門病院から総合病院へ移り、昨年度一年は一般病理医としての腕を磨きなおした。
普通ならありえないような、素晴らしい環境での修行をして、なんとか並の病理医レベルになることはできた。これも昨年度の上司のおかげであることはいうまでもない。そして二、三年前から今度の大学病院での上司となる教授に誘っていただき、今般晴れて異動となった。
もちろん、コロ健に求められていることは、私がかつて専門病院で培った技能であることは論を待たない。まあ、その時の利子で食っているような感は否めないが仕方ない。私の持っている診断技術、研究技術を再度確認した上で頑張っていきたい。
なんにしても、人様に呼んでいただくなどということはこの上ない幸せだ。
春になって、多くのフレッシュな社会人をみると、その将来性に目がくらむ。真っ白な彼らはいかようにも伸びていくことができるだろう。それに対して、私なぞは53歳。柔軟性も創造力も鈍化しつつある。
でも、年のせいにしたり、環境のせいにしたりして諦めたら、すべてはそこで終わってしまう。
時間はすべて前に向かって進んでいる。すなわち、立ち止まったり、後向きに歩いたりすることは時間に抗うこととなる。
人間は、時間の流れに乗って前に向かっていくことが何よりも自然体だ。
これまでの人生を振り返ると、その都度辛いと思ったことは数知れなくある。でも、人生、結局のところなるようにしかならない。
恐れず、かといって傲慢にならずにチャレンジしていきたい。
私もフレッシュマン