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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

政治家にはもっと覚悟が必要なのではないか

2022年02月10日 | 日本のこと、世界のこと
 ニュースは朝からもっぱら大雪についての話題。この辺りはまだ雨だが、東京の職場のあたりは雪かもしれないし、なにより帰る頃には大雪になるということだから、雪用の靴を履いて出てきた。ほんの数十メートル歩くだけでも、どこで滑ってしまうかわからないので、用心するに越したことはない。

 昨日、岸田総理が久しぶりにテレビカメラの前に立って、コロナ病床1000床増床をぶち上げていたが、現場はアップアップで、どこにそんなに医療従事者が余っているというのだろう。総理との会談を持ったという小池都知事や吉村大阪府知事らはすでに1年以上やりくりで頭を悩ませてきたに違いないが、総理のその”決意”を聞いて何を思っただろう。インタビューに対して総理は、「詳細は、厚生労働大臣に」と振っていたが、もう少し具体性をもった説明をしてくれても良かったのではないだろうか。

 昔の話になるが、ある役人に
 
 医者の代わりなんていくらでもいるんですよ

と言われたことがある。こういう考え方をする役人とか政治家にとってはそれぞれの人はただの駒でしかなく、戦争にでもなったら、戦死者の数を何の感情も交えずに数え上げて戦況分析を行うような気がしてならない。昨日の発言も、戦闘ラッパを鳴らすのはいいが、補給線の絶たれた戦線の拡大を唱えているだけのようで、安心感よりも不安の方が大きい。いったい誰に向けてのリーダーシップか。

 さて、少し話は変わるが、私が考える政治家というのは、少なくともそこからの収入を生活のために使う必要のない人だと思っている。もちろん、政治家である間は時間も暇もそれに取られてしまうので、その休業補償とか必要経費として給料(歳費)とか調査費(文通費)が支払わる。だから、職業として政治家というものは本質的にはない。そもそも、政治家になるのに資格なんてないわけで、年が来れば誰でも立候補できる。

 この前の総選挙で落選した元代議士さんが、今夏の参院選に出馬するという旨を書いたチラシを駅前で配っていた。小さいながらもそれなりに一家言持ってやっていた政党の党首まで務めた人だが、小選挙区になってから風向きが変わり、気がつけば宗旨替えしたのか自民党に潜り込んでいた。今回の総選挙では無所属から立候補したが惜敗(ちなみに自民党からの公認候補ははるかに少ない得票数だったが連続復活当選)。政治への未練経ちがたく参院選に立候補するそうだ。ちなみに私と同学年。気の毒っちゃあ気の毒だ。私より少し年上の大阪で落選した民主党の前代議士も参院選へと鞍替えするそうだ。それも比例代表だというのだから、これで当選したら復活当選よりも不思議な現象だ。

 それぞれの人の生活がかかっていることだし、信条もあることだから、良し悪しはいえないが、一体何を考えているのだろうと思う。

 小学校で習った参議院の役目は”良識の府”だ。衆議院がプロの政治家の議論の場であるとすれば参議院はそれをチェックするいわば第三者委員会とか外部識者のような立ち位置であって、政治をより客観的に俯瞰することのできる人たちが参加すべきところだろう。そこに、”前”や”元”プロが参入したら、タレントとかスポーツ選手上がりも含めた外部識者に相当する人はやりにくいのではなかろうか。
 
 バブル期以降、この国では多くの人が政治に興味を持たないできたツケがいま巡ってきているのではないかと思う。今行われている、お隣韓国の大統領選挙を見ていると、日本よりもよほど熱心だ。それでも不正がおきるのはそれはそれでよくわからないが、見習うべきところは大いにあると思う。
どこかにいい人いないかな

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