こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

日本の未来を左右する最後の砦はインバウンドの活用

2023年12月07日 | 日本のこと、世界のこと
今日は二十四節気の大雪。
ずいぶん寒そうな名前の日だが、季節外れの暖かさで数日気温の高い日が続くらしい。

昨晩、娘の夫の大学院の学位授与式があった。
パイプオルガン、ブラスバンド付きの厳かかつ明るい式で、無事PhDを取ることができた。
就職先は決まっていないが、良い論文を書いているようなのでなんとかなるだろう。
式の様子はYouTubeで生配信されて、ちょうど帰りの電車に乗っていたので最初から最後までみた。
娘も修士課程に在籍したことのあるイギリスの大学だが、中国人のほか、イスラム系、アフリカ系など多種多様な人種の男女が学んでいたことがわかる。
これほど多彩な人材が当たり前に集まっているというのは日本では考えられない。
日本がいかに東洋の離れ小島かということを強く認識される。

最近よく半導体不足のことを聞く。
この前など、どこかから半導体を供給してもらうとの約束を取り付けた、なんてニュースがあって、さらにはそのことをアナウンサーが喜んでいたのには愕然とした。
日本という国はもはや、資源以外も他の国に頼らなくては立ち行かなくなってしまったのかと思うと悲しい。
そのせいもあってか、、このところの外交面でのプレゼンスの低下も著しい。
ロシアによるウクライナ侵攻でも、パレスチナ紛争でも、日本がなにか重要な役割を果たしたかというと何もない。
武力による解決が依然として世界の趨勢で、平和主義国日本の行動にそれなりの制約があることは仕方ないが、それでもなにかできることがないのか模索しているだろうか。

ラグビーのリーグワンに外国の大物選手が続々と参戦してきてビックリしている。
報酬のほか、日本の治安の良さ、便利であることなどさまざまなことが理由に挙げられているが、これなら世界からの注目も集まるだろう。
ラグビー選手だけではなく、コロナ禍明けの海外からの旅行客の著しい増加は周知のとおり。
人手不足でアップアップのところもあるようだが、インバウンド需要が確実に伸びているのは、私の住む鎌倉を少し歩いたら一目瞭然だ。
外国人観光客との交流がなかなかないのは残念だが、どこかの地方ではそういった企画もあるようで、なかなかの人気らしい。

日本が世界から置いてきぼりをくわないためには、このインバウンドをいかに有効に使うかで、そのためにも日本中で”おもてなし”の心を世界に向かって発信していくことが必要ではないか。
もう、日本の先進産業は後発国によってあらかた奪われてしまった。
まさか、日本が観光で生きていくことになろうとは思っていなかったが、この最後の砦を失ったら本当に世界から見向きもされなくなってしまうのではないかと、不安を感じる。
本当の意味での開国を

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2 コメント

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祝 還暦😊 (荻野誠人)
2023-12-08 23:42:50
 🔷コロ健さん
 お誕生日、おめでとうございます。健康に気をつけて、ますますのご活躍を。
 さて、今台湾のTSMCの半導体工場が熊本に建設中です。おかげで熊本はものすごく景気がよく、大学や交通網まで変わってしまいました。まさに台湾様々です。
 昔は日本企業が海外進出すると、ありがたがられたものですが、時代は変わりました。でも、過去の栄光を捨て、外国の協力を得て、この50年くらいは十分生き延びることが出来ると思っています。
 それではまた。
返信する
Unknown (コロ健 to 荻野さん)
2023-12-09 18:21:31
いつもありがとうございます。
そうすると、私たちが生きている間は大丈夫ですかね。
というか、こういうのももちつもたれつ、世界中仲良くやっていけば良いのでしょう。
台湾とは昔から仲がいいというのはありますが。
返信する

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