こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

どうしてもやるというのならば

2021年05月31日 | 日々思うこと、考えること
 5月も今日で終わり。早いものだ。静かに暮らしているつもりでも、いろいろなところと関係があり、それぞれのところでそれなりに波風が立って、嬉しかったり、イライラしたり、悲しかったりする。誰とも接触しないで暮らしたいと思うが、人間1人では何もできない存在であって、そんなことはできない。

 緊急事態宣言は6月20日まで延長される。政府はオリンピック開催のために新型コロナウイルスを封じ込めようと躍起になっているが、果たして間に合うだろうか。東京での新規感染者数が100人/日とでもなればいいだろうが、若者間での感染拡大はどうしようもない。大人、というか体のあちこちにガタの入り始めている中高年はそれなりに関心を持っているが、若者のうちには今、一体何が起こっているのかよくわかっていない人も少なくないんじゃないかと思う。

 駅前で顔見知りの議員さんがビラを配っていたので、頑張って欲しいと声をかけたら、政権はオリンピックしか頭にないですよ、と嘆いていた。私もワクチン接種で問診やってますよ、なんてことを話したら、実は問診する人が足りない、なぜなら問診は医者でないとできないから、と説明してくれた。考えてみたらそうだと納得した。打ち手よりも問診医。先日、院内の医療従事者への接種の時に問診を行なったが、あれはあれで緊張した。普段は病理医としてのスイッチが入っているが、ああいう時には臨床医としてのスイッチに切り替わる。お声をがかかれば行く予定です、と言って別れた。

 欧米では感染対策の緩和が進んでいるようで、昨日スポーツニュースでダルビッシュが投げているのを見たが、誰もマスクをしていない。あれ?何年か前の映像?観客数も多いし。と一瞬思ったほどで、パドレスのユニフォームであることを確認してやはり昨日だかの試合の映像だと得心した。このままオリンピックをやるとしても、こんな感じにはとてもならないだろうが、どうしてもやるというのであれば八方手を尽くして、”安全安心”な大会として欲しいものだ。
どちらとも言えない

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