こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

与党とまともな議論のできる野党がないことこそが最大の国難

2022年06月07日 | 日本のこと、世界のこと
 梅雨入り。

 今日はなんだか嫌な夢見で目が覚めた。外を見ると雨は止んでいた。東の空は久しぶりの朝焼け。庭の草木はどれもびっしょりで、傷んでいる花も多い。そんななかでもバラはポツポツと咲いてくれていて嬉しい。天気は変わりやすく、夕刻にはまた雨が降るらしい。少しの時間でも青空をしっかりみて、心も潤しておきたい。
 ニュースを見ても新聞を読んでいても、ロシアによるウクライナ侵攻が収まる気配はない。戦禍は100日を越え、暗く悲しい気持ちはまだ続く気配で、夢見が悪いのは私の仕事のプレッシャーだけではなさそうだ。

 野党第一党が衆議院議長への不信任決議案の提出を見送った。単独では難しいから他党を誘うということだが、果たしてこんな対ロシアの戦時体制ともいうべき事態の中で、世界情勢とはまったく無縁のことでどれほどの党が足並みを合わせてくれるだろう。

 世界の流れは現政権の維持にあるように見える。フランス大統領の再選に続き、イギリスでも首相が信任された。日本も現政権はそれなりにやっているので、今度の参院選は自民党への信任投票になるのではないか。

 野党も世界を俯瞰しつつ、その影響が一般市民の生活にどのような影響を及ぼしているかを真剣に考え、そこに論点を見出すしか戦うことはできない。セクハラだ10増10減だということが、国難が目前に迫っている今、不信任を迫るべく議論をすることだろうか。それならば文書通信交通滞在費での新幹線無料パスの不正利用とか領収書不要の問題を議論してくれた方がよほどましだ。

 円安、株安、少子高齢化社会、国会改革さらには今後必ず訪れる食糧危機など解決もしくは備えなくてはならない喫緊の問題は山積しており、それらを世界情勢の動きのなかで議論しなくてはならないはずなのに、コロナ禍までの文脈でしか議論できずにいるというのはお粗末としかいえない。

 私たち国民にしてみても、与党に丸投げではいけないし、与党とまともな議論ができる野党というものがなくなりつつあるということが最大の国難であるという意識をもって、主体的に考えていかなくてはいけない。
政治は自分達で築くもの

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2 コメント

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Unknown (jkaturako)
2022-06-07 10:14:09
[与党とまともな議論ができる野党というものがなくなりつつあるということが最大の国難である]

今の自民党も、昭和30年頃保守党が合併してできたと聞きます。時間がかかっています。野党もまだ幼稚園。育てないと、と、次世代の為に野党批判でなく野党を応援しています。学生時代の友が集まると、女性ばかりで皆一家言を持っていますが野党を育てようと一致します。欧米の2大政党が羨ましいです。何とかならないでしょうか・・・
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Unknown (コロ健 to jkaturakoさん)
2022-06-07 20:07:20
ありがとうございます。
なんとかしないといけないと、自分で考えることから始めるしかないでしょう。
応援していた野党が瓦解してしまったのを目の当たりにすると辛いですよね。でも、いいことを言っているところもあるので、そこを応援して育てるしかないと思っています。
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