朝早く出たのに、敢えなく大渋滞にはまり、高速を降りて一般道に入ったら思い出深いところに出た。
私の人生の中で不遇と言えば不遇な時期を過ごした場所で、偶然通りすがったことでその頃のことを思い出した。
期せずして古傷がパックリと開き、心がえぐられたような気がした。
懐かしい風景の中を走りながら、あの頃のこと、あれからのこと、そして今のことを考えた。
そしてたどり着いた結論は、結局のところ、人生プラスマイナスゼロ。
そもそも、日本のような平和の中で生きていられるということだけでも十分幸せなわけで、あの頃のことがなければ今はもっと幸せだったのになどと不満を持つこともナンセンスだと思った。
後悔の多い人生
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