こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

東京オリンピックまであと50日を切って

2021年06月04日 | 日々思うこと、考えること
 全国的な大雨になるという予想。朝からの雨で、カン・ビン・プラスチックゴミも傘をさしつつ出しに行った。風も強くて、駅前ではお猪口になった傘が飛んでいかないように押さえている人を見た。東海地方まであっという間に梅雨入りとなったあと、しばらく小康状態となって晴天に恵まれることも少なくなかったが、いよいよ雨が多くなりそうだ。明日明後日もぐずついた空模様との予想で、そろそろ梅雨入り宣言が出されるのではないか。6月に入ってからならばそう違和感はない。

 東京オリンピックまで昨日であと50日、どうやら政府の中央突破で強行開催されそうだ。どうせやるのなら、責任は取るから必ずやる!と宣言したらいいのに、なんとも煮え切らない。”悩みに悩んで”というところを演出したいのだろうが、一部の人がいくら悩んだところで、それはあまり関係ない。国としてやるのであれば、それはそれで国民は従うしかない。戦争の時と一緒で、戦争に賛成する人もいれば反対する人もいるのと同じだ。今、政治を為しているのはわれわれが選んだ人たちであって、それはコロナ禍の有無に関わらない。そしてその人たちはこれまでずっと一緒にやってきた人の意見を"自主的な研究の成果発表"と一蹴してしまうのだから恐ろしい。

 新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は、緊急事態宣言の効果があってか、確実に下がっている。このまま頑張ったら全国で1000人/日となるのも夢ではない。やっぱり、飲食店の閉鎖の効果はあったのではないだろうか。”人流抑制”にしたって、通勤・通学で毎日(私を含めて)こんなに多くの人の移動しているのに、そのことによる目立った問題は起こっていない。行った先で、飲めや歌えがあるからいけないのではないか。そうした証拠を出せと言う人がいるが、そんなのはナンセンス、というか揚げ足取りでしかなく、感染拡大の原因をピンポイントで挙げることなどどうしてできるだろう。複合的に行ったいくつかの施策が当たったから減っているのだとわからないのだろうか。そもそもそういうことはすべてが沈静化してから検証すべき問題であって、今、答えを出す出さないの問題ではない。走りながらみんなで知恵を出し合っていかなくてはいけない。

 オリンピック・パラリンピック、”PCR"検査で陰性の数万人の人が国内に入ってくる。それは、少し濁っている泥沼に、同じような濁り方の水を入れるようなものではないだろうか。それよりは、その数万人の人によってもたらされる経済効果、それがたとえ限局的なささやかなものであっても、それを取ろうと舵を切ったように見える。それならそのことをはっきりと言った方がいい、”オリンピックは平和の祭典”、だなんてまともに考えている人は今やほとんどいないのだから。
選手はほとんどプロでしょう

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