スッキリした晴れ。しばらくこの好天が続くとのこと。数日来の雨続きで庭の草花はたっぷり水を吸って元気いっぱいだ。ビオラの間に植えておいたチューリップがどんどん咲き出し、今から週末が楽しみだ。だが、ロシアによって蹂躙されるウクライナを思うと暗い気持ちになる。プーチン大統領はロシアをソ連に戻し世界で最も嫌われる国とし、ロシア人をスターリンの末裔として世界で最も恐れられる民族としたいのだろう。このことが世界にとって、さらには善良なロシア人にとって最悪の展開であることは間違いない。
さて、来週の14日から第111回日本病理学会総会がはじまる、私の出番としてはワークショップでの講演とか座長があっていずれも初日に集中しており、あれこれ忙しくなりそう。
ところで、シンポジウムとかワークショップというが、一体どんなことをどんな形式での発表を思い浮かべるだろう。それぞれを一言で表すとシンポジウムは”公開討論会”、ワークショップは”参加者が主体性をもって参加するイベント”のこととなり、ワークショップで講演する場合、私があるテーマについて主体性を持って講演するセッション、ということとなる。そして私の専門領域はとてもニッチで、そのニッチなことを聞きに来る人が相手のセッションだ。ニッチな領域とはいっても病気で困っている患者さん、さらには診断に難渋する病理医、臨床医は必ずいるので私のようなものでも必要とされて御座敷がかかる(学会なのでもちろん無償)。
その講演だが、私が主体性をもって行うことができるかというとよくわからない。ただ、話す内容はモデレーターが考えたお題に沿ってさえいたら自由で同じセッションの他の発表者と打ち合わせをするわけでもない。そんなわけで適当に見繕って講演スライドを作ったら大作になってしまった。ちなみに私のお題は腎臓について、ほかは心臓、脈管、膵臓、性線。てんでんバラバラのようでいて共通項があるのだからモデレーターはすごいと感心する。
準備は少し早く進んでいてこれまでえ2度ほど予演会をやったが、大幅に時間オーバー。大幅にカットしてしなくてはならなくなった。いよいよあと10日を切って、少し頑張るモードに切り替えることにしたいのだが、なにせ病理の画像というと臓器すなわち内蔵の写真が出てくるので電車の中などでは行うことができない。
毎度のことで