こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

せっかくの外務大臣経験ならもう少しそれを生かして

2022年02月17日 | 日本のこと、世界のこと
 ロシアとウクライナの問題はグローバル化した世界において、対岸の火事ではなく、世界有数の経済規模を有する日本はその緊張緩和のために動かなくてはならない。2月15日に岸田総理大臣はウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を持った(日・ウクライナ首脳電話会談  外務省)。内容はウクライナを支持するものであるが、そこにロシアの名前が出ていない。これでは一体どこの国が、ウクライナを窮地に追い込んでいるのかということがわからない。

 フランスのマクロン大統領がロシアに乗り込んで、危機回避を直談判したのに、それを

 フランスはNATOで最も影響力を持っている国ではない

 などと、ロシア高官に一蹴されつつも行動を世界に発信した。イギリスのジョンソン首相は、自身のパーティー問題で大変なさなかであっても、米国と足並みをそろえた行動をとっている。ドイツもヘルメット供与で大恥をかきながらも自らの立ち位置だけは明確が。

 ところが、わが日本、というか岸田さんはいったいどうしたことか。ウクライナの大統領に応援メッセージを送るのは大事だが、それより、ロシアのプーチン大統領と話し合う機会を探ったほうがいいのではないだろうか。そうしようとしてもロシアからは一顧だにされないのかもしれないが、それこそご自慢の外務大臣経験が発揮されているとは思えない。安倍さんだったらとっくにプーチン大統領と電話で話をしていただろうに、とつい比べてしまう。日本にとってロシアは北方領土を挟んだ隣国であり、いまだに緊張関係にあるといってもおかしくないわけで、平和条約どころか油断していてはいけない関係だ。もうすぐG7があり、そこで各国首脳と意見交換をするということだが、それでは日本のプレゼンスを世界に示すにはちょっと遅いのではないか。

 こんなことを書こうと考えていたら、同じ様な人は他にもいて、今日の天声人語子は、ロンーヤスの日の出山荘の時のことを引き合いに出し、プーチン大統領とラブロフ外相の極端に大きなテーブルの端と端とで行われた話し合いについて述べていた。ちなみに私はあれを見て北の政治ショーを思い浮かべた。ああいった、スタンドプレーは岸田さんには不要だし、スマートさが売りの彼があんなことをあえてやりたいとは思わないだろう。日本人のメンタルにもああいうダサい演出はそぐわない。だとすれば大げさな舞台設定などはいらないから、経験を生かした地道な外交に期待したい。
 
 実際のところは何かやっているのだろうが、このままでは寝たふり外交となってしまう。折しも北京オリンピック開催中で、多くの目が世界に向けられている今、国内向けにも積極的にアピールすることが国民のプライド、士気を高めることになる。経済政策がうまくいかなくても、せっかくの外務大臣経験を生かしたら、風が吹けばで、いろいろ上向こともあるのではないか。総理大臣就任時には拉致問題も、外務大臣経験を生かして、なんていっていたわけで、もはやモグラ叩きとなってきた新型コロナ対策は大臣級、専門家に任せて、国民に分かりやすい外交政策をとることでこの国の立ち位置を示してほしい。
武力行使するわけでもないのだから

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