こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

研究を続けるということ

2015年07月06日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

日々の業務におわれていながら研究を行うというのは、なかなか難しいことだと感じる。

一日の業務が終わった後、さあもう一踏ん張りというのには気力も体力も必要だ。同世代の先生で研究成果を出し続けている人を見るとすごいと尊敬する。

といっても、大抵は教授として若手に仕事をさせているわけで、自分でシコシコと手を動かしているようではだめだろう。

さらに、テーマをみつけて研究を行うというのも難しい。

大学院生の頃のように教授か、その下の誰かが指示してくれるというようであればいいが、いったんそれが終わってしまったら誰も面倒を見てくれない。自分で、何かテーマを探して、データを集めて、最低学会報告、うまくいけば論文にして世に問う必要がある。

世界中の人が血眼でテーマを探している中、日常業務を行いながらそういったものを探していくのは大変だ。データを集めるシステムを作る人もいるが、どうかと思う。それに、最近はお互いに牽制して、そういうことがそう簡単にできなくなっている。

研究活動なんて、やってもやらなくてもだれも何も言わないが、やらなければ、そのコミュニティーから追い出されかねない。

頑張れる人はより頑張り、頑張れない人は頑張らない道を選ぶしかない。

不詳コロ健、研究者のはしくれでもありたいと踏ん張ってもいるが、これ以上は無理かと弱気になることもある。

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