ベストセラー2冊。
村上春樹の作品は読むたびに心に化学反応を引き起こす。
ビブリアは、鎌倉をストレートに扱っていてうれしい。
どちらも、読む前は期待していなかった(『色彩を・・・』は薄っぺらだし、『ビブリア・・・』はそろそろマンネリかと思っていた)のだけど、いざ読み始めてみると、いずれもそれなりに引き込まれてしまった。
不思議なものだ。
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:709ページ
姉妹の家はこれ以外にない、というほどぴったりの家が私の家の近くにある。今回も、鎌倉の描写が丁寧で、とてもうれしかった。こういう、バックグラウンドの話、いくらでも転がっていそう、というか転がっているのが、鎌倉の面白いところ。今回も楽しかった。&鎌倉人にとって、都会というのは横浜です。(東京は、横須賀線でワープして行く仕事場で、下車駅は新橋、東京。繁華街とは新橋から銀座までを指す。)読了日:4月28日 著者:三上 延
抱えていたものは、つくるくんだけの悩みではなく、私の悩みであり、ほかの誰もの悩みだった。私は20年以上かかっても癒すことのできない傷をいまだに抱えている。私だけではなく、とても多くの人がいろんなことを一生抱えながら生きていき、抱えたまま死んでいく。だから、ある意味で、つくるくんとその友達がとてもうらやましく思えた。読了日:4月22日 著者:村上 春樹
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