こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

天声人語

2010年01月22日 | 日々思うこと、考えること
最近つまらないと感じることが多い。
なんでだろうと思って、最近のテーマを思い起こしてみると、政治経済のこと、身の回りにおこったことが主だ。この事自体は昔から変わっていないのだが、よくよく考えてみると、ブログとどこが違うのだろう?という思いに至った。
天声人語はただのブログに成り下がっていた。
となると、星の数ほどあるブログに対抗するのは難しいことだ。多様化の時代、普遍的な話ばかりをしていれば、ありがたがって読むということはなくなりつつあるに違いない。

気になるテーマもある。サラリーマン川柳や、1ヶ月のうちになくなった方の生前の言葉といったことの引用。これって、昔だったら「へえ」とも思っただろうが、「リンクはってないから、後で調べるか」くらいにしかならない。

ブログではないのだから、頑張って、そこらへんのブログより質の高い内容、文章にしないと、「天声人語はしばしば入試に使われます」なんていうのが、そのうち「作家の○○の公式ブログが入試に頻出」なんてことになりかねない
お金を出して新聞を購読して、時間を割いて駄文を読まされる身にもなって欲しい。そういったプレッシャーもストレスになるのか、書いておられる方の、テンションの上がり下がりすら、ときどき感じられてしまう。

天声人語に限らず、ネットメディアの充実は、新聞業界にとって極めて深刻な影響を与えているのだな、と思ってしまう。
私の周りでも新聞をとらない人が増えている。紙媒体を読むということは、人間にとって極めて重要なことだと、思い込んでいるのだが、情報量、簡便性などさまざまのことを考慮すると果たしてこのまま紙媒体は残っていくことができるのか?とさえ思ってしまう。