【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 2月9日 私は「終わった人」?
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
gooニュースを見ていましたら「若者しごと白書」が目に留まりました。
転職活動を「している」と答えたのは18.2%で、およそ5人に1人だそうです。
そのきっかけは「給与が低い」が4割(40.2%)、次いで「やりがい・達成感がない」(24.5%)「人間関係が悪い」(16.5%)となっています。
政府が力を入れているリスキリングについては、4人に1人が「現在取り組んでいる」(25.2%)、2人に1人が「近々取り組む/今後取り組みたい」(47.8%)と結構積極的に行っているようです。
これは、将来の転職候補とみなすこともできます。
かつては、毎週数冊の本を読みましたが、近年は激減してしまっています。
それでも時々、タイトルを見て判断して手に取るようにしています。
■【経営コンサルタントの本棚】 「終わった人」 内館牧子著 講談社
内館牧子(うちだて まきこ、1948年9月10日 - )女史は、脚本家として、いろいろなドラマで活躍していますが、作家としての道も歩まれています。
日本で最初の横綱審議委員会委員として活躍された時期もあり、東京都教育委員会委員を始め、公職としても活躍しています。
◇ <その1>「終わった人」とは
「定年小説」というジャンルが、小説にあるそうです。これまでの代表作として城山三郎氏の「毎日が日曜日」を私は挙げることができます。
2107年に発刊された内館牧子氏の「終わった人」という小説が、映画化されるなど、大変脚光を浴びています。
私は、このタイトルを見たときに、「社会的に存在価値のなくなった人」という捉え方から、自分も、その仲間入りしつつあるのではないかと実感するようになってきました。
そんな気持ちを確かめるために、この本を手に取ることにしました。しかし、日常業務にかまけて、なかなか紐解くことができなかったのです。
ところが、読み始めたら、脚本家として培ってこられた、わかりやすく、読みやすい文章ということもありますが、ストーリーに引き込まれてしまいました。仕事の合間を見ての読書から脱して、連休を利用して一気呵成に読んでしまいました。
それだけ、評価の高い作品といえます。 <以下は、その2へ続く>
「終わった人」もくじ
<その1>「終わった人」とは<上記>
<その2> 主人公の生い立ちと出世街道
<その3> 定年退職者の心理
<その4> 第二の人生が始まる
<その5> 若い社長の突然死
<その6> 恋人の裏切り
<その7>「終わった人」の行く末
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
■【今日は何の日】 2月10日 簿記の日 福沢諭吉翁の努力の賜
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■ 経営士の資格取得手順はどの様になっているのでしょうか 209
経営コンサルタントになろうとしている人は、「経営コンサルタント資格=中小企業診断士」と思い込んで、その受験準備を始めるのが通例です。
それは、けっして間違った考え方ではありませんが、なかなか難しくなっています。
そのために、若い人に有利です。
資格を取れるのでしたらとっておくに超しません。
ところが、多くの方が、定年を前に、50代、60代になってから準備を始めるでしょう。
記憶力も衰えてきている人には、受験勉強は辛いですね。
もっと、別な方法はないのでしょうか?
今回は、受験による経営士資格取得をご案内しています。
しかし、中小企業診断士より難問と言われています。
記憶力重視、オールラウンドな知識重視というのではなく、経験・実力・実績重視の経営コンサルタント資格が「経営士」です。
そのために、試験内容が、中小企業診断士と異なり、経営の現場に即した、実践的な内容のために、実務経験の浅い人にはむつかしいです。
経営士の資格をいきなり取得しようとしないで、日本経営士協会にまず入会し、「ながら方式」で資格を取得する方法があります。
一般会員として入会し、
仕事をしながら
勉強をしながら
プロ経営士と接しながら
まずは「経営士補(アシスタントコンサルタント資格)」をめざし、そこでコンサルティング実務を体感しながら、コンサルティングを体得して行っては如何でしょうか。
中小企業診断士資格は、そのあとでとっても良いではないですか。
http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/ca6d57046b6962182e9537445856339d
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。
1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
商社の海外戦略に関わる人事案件なので、角菊貿易事業部長の推薦する三名を元に、準備は水面下で慎重に進められていました。その中に竹根の名前が含まれていることは、社員の誰もが思いもよりませんでした。
討議を重ねた結果、福田社長は、海外戦略にも関わる高度な人事の問題なので、専務と社長に一任してほしいと言って三者会談を終えることにしました。しかし、後日、角菊事業部長は、最終的に、自分が推薦した佐藤君ではなく、竹根に決まったと聞かされます。
一方で、角菊は、自分の意図とは異なる社長の結論に納得がいかないのですが、かといって、それをあからさまにすることはしませんでした。他方、竹根は角菊からの内示なしに、社内には竹根に白羽の矢が立っていることを知りました。海外経験のない竹根は戸惑うばかりです。
雲と海だけの長いフライトの末、ようやく地上が見えてきました。サンフランシスコの上空から滑走路に向かうのです。着陸の不安、着地後の安堵、アメリカという新天地への期待などが入り混じっていました。
1ドル3 6 0円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理
下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑
人事推薦本命を確実にする資料作り
有益資料へのお褒めの言葉 福田社長の突つ込み
竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない
福田社長の腹は決まっていた
2. 思いは叶うか
初代アメリカ駐在所長が決定 初代所長の決定に納得できず 竹根に白羽の矢
竹根の戸惑い 長池係長のアドバイス 急ごしらえの出張準備が始まる
3.アメリカ初体験
いよいよ渡米、初のカルチャーショック キュンとしたりトロトロしたり
心細いサンフランシスコ上空 生まれて初めて外国の地に降り立つ
<最新版> 毎週金曜日正午頃発信
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17
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