KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

クロツバメシジミ

2012年07月28日 | 2012年のブログ
25日はヒメヒカゲの撮影を午前中で終え、午後はビジネスホテルを予約してある松本へ入りました。
チェックインの時間にはまだずいぶん時間があったので、松本市内の河原へクロツバメシジミを見に行きました。


(ツメレンゲとクロツバメシジミ 2012/7/25 松本市 α300/TAMRON SPAF90)
食草のツメレンゲを背景にクロツバメシジミを撮ってみました。
ツメレンゲは渓流の崖や河原の石垣、民家の屋根などに生える多肉植物で、
クロツバメシジミはこのツメレンゲの生える所にのみ生息します。


(クロツバメシジミ 2012/7/25 松本市 α300/TAMRON SPAF90)
生息地がツメレンゲの生える所に限定されますから、分布も局地的で関東では秩父など限られた地域にのみ生息します。


(クロツバメシジミ 2012/7/25 松本市 α300/TAMRON SPAF90)
この時期はちょうど第2化のピークのようで、ここでは比較的多くの個体を目にしました。


(クロツバメシジミ 2012/7/25 松本市 α300/TAMRON SPAF90)
翅の表は真っ黒で飛んでいるところはツバメシジミの♀によく似ていますが、
裏面が茶色っぽいので飛んでいてもすぐ本種と分ります。


(クロツバメシジミ 2012/7/25 松本市 α300/TAMRON SPAF90)
比較的花に良く訪れる他、写真のように石に止まる姿も良く見かけます。

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絶滅の心配されている種ですが、比較的個体数が多いのでちょっと安心しました。