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ミズイロオナガシジミ

2009年06月02日 | 2009年のブログ
昨日のアカシジミに続いてきょうはミズイロオナガシジミ。
アカシジミと並んで平地のクヌギやコナラの雑木林に棲むゼフィルスの一種です。
ゼフィルスの仲間は日本に24種類程棲んでいて、平地の雑木林では約6種類が見られます。
他の多くの種は1000m前後の山地のミズラナ林などに見られ、金緑色に輝く美しい種類も多く見られます。
きょうのミズイロオナガシジミは表はいたって地味なグレー一色ですが、
裏側はやや青味を帯びた明るいグレーでなかなかシックな感じの美しい蝶です。


(ミズイロオナガシジミ 2009/5/31 千葉市 α300/TAMRON AF55-200)
アカシジミ同様に後翅後角には触角を模した尾状突起と眼状紋を備え、眼を狙う天敵の攻撃から身を守っていると考えられます。


(ミズイロオナガシジミ 2009/5/31 千葉市 α300/TAMRON AF55-200)
アカシジミは5月末から姿を見せますが、この蝶はやや遅れて6月上旬頃にクヌギやコナラの梢に姿を現します。


(ミズイロオナガシジミ・黒斑発達型 2009/5/31 千葉市 α300/TAMRON AF55-200)
通常の斑紋は上2枚の写真のとおりですが、時折この様な黒紋の発達した個体が見られます。


(ミズイロオナガシジミ 2009/5/31 千葉市 α300/TAMRON AF55-200)
通常はなかなか表を見せてくれない蝶ですが、曇って寒かったのか、この個体は羽を広げて日光浴をしていました。
後翅の裾には薄い白紋列が並びますが、この個体は発達が弱い様です。


(ウラナミアカシジミ 2009/5/31 千葉市 α300/TAMRON AF55-200)
ウラナミアカシジミも見つけましたが、発生初期なのか個体数が少なく良い写真はあまり撮れませんでした。
それでもこの写真は表が少し見えていて、ちょっと気に入りました。

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ミズイロオナガシジミもウラナミアカシジミも樹上性ですから、通常は樹上3m~5mの梢にいます。
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