KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

草原に咲く

2007年05月26日 | 2007年のブログ
最近里山の自然が話題になりますが、もう一つ忘れてはならない貴重な自然があります。
それは平地の草原と湿原。
高原性の草原や高層湿原は国立公園などになって、比較的良く保存されています。
でも平地の草原や湿原は真っ先に開発の対象となって、もう殆ど残っていないのです。

千葉市内に広大なクヌギ林と草原をもつ公園があります。
面積は学校の校庭2つ分程もあるでしょうか。
以前から存在は知っていたのですが先日初めて行って驚きました。
人為的に刈られて維持されている草原とクヌギ林なのですが、驚く程自然が維持されているのです。

きょうはその草原に咲いていた花。
しばらくこの公園に通う事になりそうです。

 <レリンソウ 2007/5/24:千葉市>
草原のあちこちに咲いていた赤紫の大きな豆の花、レリンソウです。
初めて見ましたが、大きな花と濃い色彩に見とれてしまいました。

 <レリンソウ 2007/5/24:千葉市>
花色は赤味が強いものも多く、草原の中でよく目立っていました。

 <タツナミソウ 2007/5/24:千葉市>
クヌギ林に近い場所ではタツナミソウが群落を作って沢山咲いていました。
写真はこの日一番色の濃かったタツナミソウ。

 <ウマノアシガタ 2007/5/24:千葉市>
もうそろそろ時期は遅いのですが、ウマノアシガタも大きな群落を作って野原を黄色く染めていました。

 <ヘラオオバコ 2007/5/24:千葉市>
ヘラオオバコもちょうど開花の時期でした。
外来植物ですが、草原で風に揺れる姿はなかなか乙なものです。

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今はあまり花の多い時期ではないのですが、草原に生えている葉をみると豊かな自然を感じられました。
今はあまり見かけなくなったワレモコウも葉がびっしりと出ていました。

夏になったらカワラナデシコやツリガネニンジンも見れるかな?。
楽しみが一つ増えました。