KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

房総の秋4・野菊

2006年11月12日 | 2006年のブログ
きょうは野菊です。
区別の難しい野菊をたくさん撮影してしまいました。
ちょっと挑戦ですね。

似ているものが多いので一気にUPします。
一応私なりに調べて分類しましたが、どうでしょう。
詳しい方がいらっしゃったらご指摘下さいね。

 <アキバギク 2006/11/4:千葉県君津市>
房総特有の野菊で、清澄菊ともいいます。
シロヨメナやシラヤマギクに近そうです。

 <アキバギク 2006/11/4:千葉県君津市>
シロヨメナに似ていますが、筒状花の黄色が薄く、やや丸みのある葉には葉柄があります。

 <アキバギク 2006/11/4:千葉県君津市>
小さな株が多かったですが、この株は数10cmありました。
花だけで区別するのはかなり難しいですね、大きめの葉を確認するのが一番の様です。

 <シロヨメナ 2006/11/4:千葉県君津市>
こちらがシロヨメナ。黄色の筒状花が鮮やかですね。

 <シロヨメナ 2006/11/4:千葉県君津市>
特徴はやや細長い葉の形、葉柄はごく短いかほとんどありません。
上の方の葉しか写っていませんが、もっと下の葉で比較します。
似ているシラヤマギクは葉柄の長い付け根の広い葉をしています。

 <カントウヨメナ 2006/11/4:千葉県君津市>
カントウヨメナです。
特徴は筒状花が密集する事とつやのある毛の無い葉。
最近気が付いたのですが、写真の様に花びらが反り返るものが多い様です。

 <カントウヨメナ 2006/11/4:千葉県君津市>
ヨメナらしい草姿に写っています。
色は白に近い薄紫が多い様です。

 <カントウヨメナ 2006/11/4:千葉県君津市>
ここの群落はずいぶん勢いが良かったです。
カントウヨメナは花後に綿毛ができません。
種はぱらぱら落ちるだけなので、群生する様です。

 <ノコンギク 2006/11/4:千葉県君津市>
こちらがノコンギク、黄色い筒状花がまばらで少ないのが特徴。
前のヨメナと比べて見てください。
葉に触るとザラザラですが、ヨメナはツルツルです。

 <リュウノウギク 2006/11/4:千葉県君津市>
ユウガギクとヨメナはヨメナ属、ノコンギクやシラヤマギクはシオン属。
そしてリュウノウギクは園芸種の菊と同じキク属の植物。
葉が園芸種の菊とまったく同じなので覚えやすい野菊です。

 <リュウノウギク 2006/11/4:千葉県君津市>
割と日当たりの良い斜面に結構咲いていました。
ヨメナはやや湿った所に生えますが、リュウノウギクは乾燥ぎみの所でも見られました。(黄色い花はヤクシソウ)

 <リュウノウギク 2006/11/4:千葉県君津市>
リュウノウギクにはピンクもあります。
黄色いアワコガネギクなどとともに、園芸種の母種と思われます。

 <不明の野菊 2006/11/4:千葉県君津市>
困ったのがこれ。判りません。
大きな葉の形はヨメナですが触るとザラザラでノコンギクの様。
花形はヨメナとノコンギクの中間ですが、舌状花にかなり丸みがあります。
花色はなんと薄いピンク。
カントウヨメナとノコンギクの雑種かなと思いますが、不思議な野菊でした。

野菊は難しいですね。
ちょっと探すとすぐ判らないのが出てきます。
特にノコンギクは変種や亜種や雑種が山ほどあるとか。
お手上げです。

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たくさんUPしたので疲れました。
今夜は兵庫県の相生で徹夜になります。
毎週で疲れてきました。