山本周五郎もほとんど読んできてるんで・・・
これから再読をしていこうと思っています、山本周五郎の本でやはりちりばめてある言葉を
かみしめながら読もうと思います。
赤ボールペンでラインを引きながら読み進めることにしました・・
高倉健さんも山本周五郎が愛読書でそこにちりばめてある言葉をかみしめながらラジオで紹介
されていました・・・ざっと物語として読んできましたが、そういうちりばめてある言葉を
かみしめる読み方を60を前にして始めようと思います。
老中田沼意次のものがたり・・・
田沼意次といえば教科書で賄賂政治で悪くおしえられており、そのあとの松平定信の寛政の改革を
いいものとして教科書で教えられてきた。
なぜこうも悪く田沼意次をいうのだろうか・・・
商人が大きな力を持ってきた時代にあり、このままいけば武士が商人に支配されかれない危機感を
もちながら改革を田沼意次が行っていたということだ・・
周りの批判にも負けずに孤独な闘いを繰り広げていた田沼意次、その苦悩をすこしかいまみることができる。
池波正太郎の剣客商売シリーズでは田沼意次の側室の娘が女性剣士で登場して田沼意次を悪くあつかって
いない。
ちりばめた言葉から赤線をひいたところ
人間はみんなおまえと似たりよったりだ。誰もがそれぞれの意味で、怒りや悩みや悲嘆や絶望を
持っている、人間とは元来そういうものらしい、人間であって生きている限り、そういうものから
遁れられることはできないらしい、眠るときだけが安息だ、ゆっくり眠れよ新助。
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