KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

☆夏休み特別イベント☆ 自然素材を使ってストラップ作り♪

2012-07-31 11:00:47 | イベント(Event)

川湯エコミュージアムセンターでは夏休み企画として、

今年は「自然素材を使ってストラップ作り」に挑戦したいと思います

期間:8月1日~8月いっぱい

工作代:材料代として100円

ヒモは天然素材で染めた麻ヒモを使用。

ストラップは屈斜路湖畔に落ちている流木。

携帯に着けてもよし!

鞄につけてもよし!

素敵な自分だけのストラップを作ってみませんか??

随時カウンターにて受け付けていますので、お気軽に

(N)


暑いっす!

2012-07-28 15:24:37 | 館内の様子(about Eco-Museum)

いやぁ~、暑いです!温度計は

おぉ!、31℃になってます!(川湯エコミュージアムセンター前の温度計)

そんな中スタッフは頑張ってます!!

アイスが食べた~い(ひとり言・・・)

みなさん遊びに来てくださ~い!(^o^)

 

                                              ABE


食料の背骨

2012-07-22 16:16:10 | 自然情報(Nature Information)

2メートル近くにまで伸びた茎に、

緑がかったクリーム色でラッパ状の花が20個くらい。

 

ことしもオオウバユリの咲く時期がやってきました。

 

花が咲くまでに10年ほどかかると見られているこの植物は、

花をつけるとその株は一生を終えるのだとか。

 

先住民族アイヌの人たちの呼び方は、「トゥレプ」。

「溶けさせるもの」という命名理由は、

茎が伸びて花が咲くころには葉が枯れてしまうというようすを見たからではないか、と伝えられています。

 

鱗茎、つまりユリ根はデンプンを大量に含んでおり、

どろどろになるまで潰しては漉して乾燥させ…を繰り返し、

一番粉は薬として、二番粉や三番粉は団子状に仕上げ、

保存食となりました。

 

アイヌの人たちにとっては、ギョウジャニンニクと並んで

「ハル イッケウ(食料・背骨)」。

 

いかに重要な食料だったのかが

伝わる表現ではないでしょうか。

(KEI)

 


マナーを守って楽しく♪

2012-07-15 08:29:40 | 地域情報(Local Information)

3連休のド真ん中。

 

砂湯のキャンプ場には、

ずらーっとテントが並んでいました。

これから夏休みに入ると、

どんどん賑やかになっていくことでしょう。

 

みなさん、

お互いマナーを守って楽しく過ごしてくださいね!

 

ついでに(?)ちょっと足を延ばして、

川湯EMCにも遊びに来てくださるとうれしいです♪

 

(KEI)


湯川調査隊、出動!(川湯中1年・総合学習)

2012-07-13 14:44:51 | 出来事(Happening)

川湯中学校1年生の皆さんと、

湯川の水質調査に行ってきました。

 

9日に陸地のつつじヶ原を調べましたが、

きょうは川にせまります。

 

上流部、中流部、下流部とポイントをかえ、

それぞれ気温、水温、地温、水pHを計測。

 

もう、計測機器の扱いは慣れたもんです。

周辺の自然環境もキョロキョロ見回しチェック。

 

つつじヶ原での観察結果と同様に、

きょうの調査結果も分析し、まとめていく予定です。

 

さて、どんな結果報告になることやら。

楽しみです。

 

(H&K)

 


カラスのしわざ

2012-07-13 10:11:48 | 自然情報(Nature Information)

玄関先においてある花の寄せ植え。

最近、なんだかよく花が荒らされていることがありました。

なんだろう?と思っていたら、実は犯人はカラスでした。

現行犯です。

食べたりする様子はないのですが、くちばしで咥えて飛んでいき、

そのまま落としてしまっていました。

その行動の真意は何だったのか不明のままですが、

今でも時々、花が散らかっています。

きっとカラスの仕業なのでしょう。。。

(の)


厚岸中学校つつじヶ原ウォーク

2012-07-12 16:00:36 | 出来事(Happening)

最近は曇りの日が多い川湯温泉ですが、

今日は雨が降る中、厚岸中学のみんなが、

元気よくエコミュージアムセンターへ研修旅行の一環としてやってきました。

まずはこれから歩くところについて、

今年新しくなったビデオを見てから、

じゃあいよいよ出発!

カッパを着て、雨の中歩いていきます。

アカエゾマツやシラカンバ、ミズナラ、イヌエンジュ、イソツツジ、ガンコウラン、ハイマツ・・・

色々な種類の樹木を観察することができます。

高山でもないのに、これだけの群生が広がっているのはとても珍しいのです。

そんなところを歩いていくと、ついに硫黄山です。

ここまで来ると全然植物がなくなってしまいます。

今日はほんとに風が強くて吹き飛ばされそうになってしまうぐらいでした。

こんな雨、風強い中でしたが、こんな日ならではの楽しみ方で

色々と楽しむことができました♪

(の&K)


初夏の摩周湖外輪山を歩きました。

2012-07-08 16:50:25 | イベント(Event)

川湯EMC主催の自然ふれあい行事

「初夏の摩周湖外輪山を歩こう」が行われました。

 

もっとも心配されたのは天気でしたが、

日差しはさほど強くなく、でも雨が降る気配もなく。

 

虫に悩まされることもなく。

 

なんといっても歩いている間、

摩周湖に霧がほとんどかからず、

バッチリ見えたことが最高でした。

 

絶妙な好コンディションで実施できたのは、

ご参加くださった皆さまの日ごろの行いの良さに他なりません。

たぶん…。

きっと…。

 

町内外から参加してくださった20名の中には、

40代~70代に交じって8歳女子ツインズの姿も。

結果的には、ちびっこたちが一番元気だったような(笑)。

 

ゴゼンタチバナ、カラマツソウ、チシマフウロ、エゾクサイチゴ、

ウツボグサ、ミヤママタタビの花などが見られ、

ハクサンチドリもギリギリ間に合いました。

 

昼食後は、お花に詳しいパークボランティア(PV)さんが摩周岳に咲く植物について、

摩周湖に詳しいスタッフが透明度について、

それぞれ参加者の皆さんにお話しさせていただきました。

 

往復約8㎞の登山道=昼食をはさんで約5時間、

何事もなく参加者+PV+スタッフの全員が完歩!

 

主催者としては何よりの喜びです。

 

ご参加くださった皆さま、

安全管理にご協力くださったPVの皆さま、

本当にありがとうございました。

 

(スタッフ一同)


硫黄山のナゾにせまる!(川湯中・総合学習)

2012-07-04 14:45:11 | 出来事(Happening)

川湯中学校1年生の皆さんと自然環境を観察すべく、

つつじヶ原自然探勝路を歩いてきました。

総合学習の一環で、ふるさとの自然を理解してもらおうというものです。

 

自分たちの生活空間が、国立公園内にあるということ。

しかも特別保護地区!

…という感覚は、たぶん、あまりない…と思いますが、

とにかく自分たちの足で、

その場の空気を吸いながら歩くことに意味があります。

 

川湯に暮らす子どもたちは小学生のときから、

イソツツジの咲く時期につつじヶ原を歩きます。

 

小学生のときは、“見た目重視”でしたが、

中学生ではさらに一歩踏み込んで、

さまざまな測定器具を使っての“内容重視”へ移ります。

 

最初は見たこともない器具にとまどい気味の生徒たちでしたが、

実際に何回か使っているうちに、

スムーズに扱えるようになりました。

 

約2.7㎞の探勝路の中でも場所を変えて、

温度計で気温や地温を測ったり、

pH測定器で土壌のpH(酸性・中性・アルカリ性)を測ったり、

樹高計で樹木の高さを測ったり。

 具体的な数値をはじき出すことで、

硫黄山が生み出している特殊な環境を感じ取ってもらえた…のではないか、と。

(まさか、「暑かったことしか印象にない」とは言わないだろうな!?)

 

後日、きょうの学習を振り返り、

調べた内容を分析したりして、

結果をまとめていくことになっています。

 

(の&K)

 


自分で「お箸」作ったよ!

2012-07-01 16:55:15 | イベント(Event)

弟子屈町内の小・中学生を対象にした、川湯EMC主催の自然体験活動

「もりのパレット探検隊!」。

 

今年の年間テーマは「ほんとは身近な川湯の森」。

季節を変え、接し方を変え、6回ほど川湯の森へ探検に出かけます。

 

きょうは、その第2回目が行われました。

マイ箸作りに挑戦です。

参加してくれたのは小学生20人。

 

真夏のような日差しが照りつける中でも、

子どもたちは元気いっぱい。

「暑くて気分悪くなってない?」

「水分補給しようか?」

…実は、大人たちがヘロヘロ状態だったのです…。

 

ゲームを通じてお互いの顔と名前を覚えながら、一汗かいた後は木陰に移動。

本を通じてお箸について学びました。

 

 世界には、お箸以外の道具を使って食事をしている人たちが多くいること。

日本のお箸は、食を通して神と人間をつなぐ道具であったこと。

お箸には木の種類や細工のしかたがさまざまあること。

 

毎日使ってはいるけれど、お箸の歴史や文化までは

考えたことがなかったんじゃないでしょうか。

 

なんとなーく(!?)、お箸の奥の深さを感じてから、

材料として使えそうな樹木を探しに川湯の森へしゅっぱーつ。

 

アカエゾマツ、トドマツ、シラカンバ、ケヤマハンノキ、

イチイ(オンコ)、ミズナラ、イヌエンジュなどなど。

 

もちろん、切り倒すわけにはいきません。

なので樹皮や葉を触りながら、木々の違いや特徴などを見て回りました。

 

とはいえ、やっぱり「この木はすごく堅いんだ」「この木は軟らかい」ということを

体全体で感じてほしかったので、

マサカリを使って薪割りに挑戦してもらうことにしました。

 

マサカリを持つのは、みんな初めて。

扱い方の注意事項を聞いてから、いざ挑戦!

 

「手がしびれたー」

「(マサカリの刃が薪に)当たらないよー」

「この薪(硬くて)イヤだ。違うのにする」

 

それでも子どもたちはあきらめません。

「なんとしても割るんだ!」という気持ちが強く見られ、

結局、全員が割ることに成功しました。

 

見た目と、体全体で受けた感触を通じて樹木の違いを実感したあとは、

いよいよお箸作りです。

 

それぞれが好みの樹種を選び、
自分の手にあった長さを測り、

黙々と(?)削って…いたのは始めてから10秒くらい?

 

まもなく、

「かたーい!」

「そうだよ。それは堅い木だもん」

「削れないー」

「刃物の前に手をおいたらダメって言ったでしょ!」

「手がいたーい」

「まだ始まったばっかりだよ」

わいわい、がやがや賑やかにスタートしましたが、

しばらくするとみんな真剣な表情に。

 削りかすがどんどん増え、

紙やすりでこすって表面を滑らかにすると、

だんだんお箸らしくなっていきました。

 

削っているうちにどんどん短くなって、

お箸というには?というお箸もありましたが…。

 

「お箸を作る人ってたいへんなんだね」

「きょうの夜のごはん、これで食べる」

 

どうやら、痛い思いをしながらも、

自分の手で削り上げたお箸は格別だったようで。

 

樹木を見たとき。

食事のとき。

 ちょっとでも、きょうのお箸作りのことを思い出してくれたらいいなー、

と思います。

 

次回の「もりのパレット探検隊!」は9月22日(土)、

草木染めに挑戦します。

 

(スタッフ一同)