KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

川湯中学校1年総合学習・その2

2014-02-28 15:49:03 | 出来事(Happening)

一夜明け、

昨日のポカポカ陽気がウソみたいに、

教室の窓の外では雪がちらちら。

早速、きのう観察してきたことを模造紙に書いて発表資料用にまとめました。

 

2班に分かれて作成し始めたのですが…

「 とりあえず書き始めるチーム!」

「ラフ案をいくつか挙げ、多数決で決め、なおかつ慎重に書き始めるチーム!」

に見事、割れました(笑)。

 

カラーペンを使ったり、

イラストを描いたり、

写真を貼ったり…。

 

できあがりと実際の発表が楽しみです♪ 

 

とりあえず、なんといっても驚いたのは、

みんな反対側からとか横から文字が書けるということです。

 

中学生のときって、そうだったかなあ…!?

遠い昔すぎて、思い出せません(泣)。

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川湯中学校1年総合学習

2014-02-27 16:04:31 | 出来事(Happening)

きょうは、川湯中学校の1年生と一緒に、

ポンポン山と屈斜路湖へ行ってきました!

 

本当は、先週に行う予定だったのですが、

“アノ”猛吹雪の直後で、

下見に行ったスタッフAとスタッフSはスノーシューを履いても埋もれまくり、

勇気ある撤退をしてきたのでした。

 

1週間待った甲斐あってか、風もなくポカポカ陽気に恵まれました。

みんな初体験のスノーシューを装着し、

いざ、ポンポン山へ!

途中では、

トドマツの凍裂やヒグマの爪あと、

クマゲラの食痕、エゾシカやキタキツネの足跡なども観察。

 

到着したところは、別天地!

気温や噴気孔の温度を測定したり、

周辺の土のようすを見たり、

マダラスズを探したり…。

ちなみに、

体長1㎝前後という小さなマダラスズのような昆虫を採取するときは、吸虫管を使います。

試験管のようなものに2本の管がついていて、

一方を虫にあて、

もう一方で吸い上げます。

 

きょうは大小あわせて5匹をキャッチすることができ、

じっくりながめてマダラを観察してからリリースしました。

吸虫管を使うと、

実際に人の手に触れることがないので、

虫に対するダメージも少なくて済むのです。

 

冬でも、森の中はいろいろな生き物の気配に満ちていることを

なんとなくでもわかってくれたらうれしいなと思います。

 

昼食をとり、午後は屈斜路湖へ。

本当は凍った湖の上ならではの測定や観察をしたかったのですが、

気温も氷のようすも、もはや春。

安全な場所で過ごしてもらいました。

 

きょうの観察したことや測定結果は、

写真などともに模造紙に書き、

5月ごろ(=中学2年生になっている)に、川湯EMCで来館者に発表してもらう資料となります。

 

どんな内容のものができあがるのか、

楽しみです!

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調査報告会

2014-02-26 16:28:56 | 出来事(Happening)

連携協定を結んでいる弟子屈町と玉川大学(本部・東京都町田市)農学部。

今年度は、屈斜路湖の魚類棲息調査を行ったそうです。

その調査内容が整理され、弟子屈町役場内で報告会が行われるというので行ってきました。

 

町内には、

玉川大学農学部の寒冷地環境生物生産研究施設と、

北方系森林科学研究フィールドがあり、

川湯EMCも自然ふれあい行事の際に、これらの施設・フィールドの開放や

解説を務めていただくなど、

日ごろから多大なるご協力をいただいております。

 

学生さんたちが校外実習として弟子屈町に来られたときには、

川湯EMCにも立ち寄ってくれるのですが、

なかなかマニアックな若者ぞろいでして(笑)、

毎回、スタッフも会うのを楽しみにしているんです♪

 

きょうは、5人の学生さんの調査内容が報告されました。

「屈斜路湖の流入河川におけるサケ科魚類の組成と食性」

「屈斜路湖周辺河川におけるザリガニ類の環境要因について」-など、

興味深いタイトルが続き、

学生さんたちは緊張した面持ちながら、

一生懸命発表していました。

 

何か打ち込めることがあるって、

実は、かなり、幸せなんですよね。

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弟子屈らしいサイクルでサイクルを

2014-02-25 16:58:29 | イベント(Event)

川湯EMCもメンバーに入って活動している

「川湯温泉の明日と未来を考える会」が主催、株式会社ツーリズムてしかがが実施する

【サイクルツーリズム講習会】に参加してきました~!

 

まずは3時間、みっちり座って学びます。

講師は、知床サイクリングサポートの西原重雄さん。

 

サイクリングとは-

地球上でもっともエコな移動手段!

運動強度を自由に変えることができ、効率的に有酸素運動ができる!

自然や町の雰囲気を肌で感じることができる!

などなどのメリットがあるのです。

 

が!

同時に、技術的なことや安全管理上、怠りない装備を身につけてこそ、

醍醐味が得られるというもの。

 

西原さんは、サイクリングの基本と知床におけるサイクリング事情について

話を聞かせてくださいました。

 

続いては、

摩周サイクリング協会・未来こども協議会の奥村利之さんが

弟子屈町におけるサイクリング事情を紹介。

おもてなしに欠かせない感情のサイクルと、

それに関わる人&団体間のサイクルがうまく回らなければ、

サイクルツーリズムとしての観光基盤を築くことはできないですよね。

午後は、冬用スパイクタイヤを装着したマウンテンバイクで、

農道を疾走してきました~!!!

雪道なのにスイスイ走れるし、

キュッとブレーキもかかるんですよ~♪(当たり前だけど)

 

昨年から、「グランフォンド摩周」というサイクリングイベントも始まっています。

じわじわと、

わが町のサイクリング熱が上昇中です。

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ポンポン山へ行ってきた!

2014-02-24 13:48:56 | 自然情報(Nature Information)

スタッフSとスタッフAでポンポン山へ行ってきました~。

天気が最高に良くてポンポン山に着いたらまるでそこは春!!

静かに音を聞いていると鳥がさえずっています。

春を感じたい人にはオススメの場所です!

 

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自然ふれあい行事「摩周外輪山スノーシューウォーク」

2014-02-23 16:30:23 | イベント(Event)

昨年は猛吹雪のために中止となってしまった、このプログラム。

スタッフの執念が実った…というよりも、

参加者の皆さまの日頃の行いが良いために、

これ以上ない、絶好の天気に恵まれました~♪

 

まずは、チームの結束を固めるべく、

スタッフAがマジックの世界へご案内。

決してアヤしいことはしていないのですが、

温かく対応してくださいました皆さま、ありがとうございました…m(_ _)m

 

まずは、観光客が通常目にする摩周湖を展望台から確認。

「体操をさせたら右に出る者はいない!」(主催者発表)と言われている

パークボランティアのTさんのリードで準備体操をしっかり行い…

スノーシューを装着して…

ウォーキング、START!

雄大な屈斜路カルデラを満喫したり、

道中では、

摩周湖に関するクイズの出題も。

景品がかかっているとあって、大盛り上がりを見せましたが、

時同じくして前方の湖上にオオワシがなんと4羽も一気に姿を見せてくれたりしたので、

盛り上がりを持って行かれる場面があったり(笑)

摩周湖にまつわるアイヌの伝説が披露されたり−。

和気あいあいとした雰囲気で昼食場所に到着。

摩周湖を見ながらお弁当を食べることができましたよ~!

天気も気分も最高♪

 

とりあえず、

スタッフAとスタッフSは楽しい1日を過ごすことができました。

 

参加してくださった皆さん、

安全管理にご協力くださいましたパークボランティアの皆さん、

ありがとうございました!

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午後のガイドウォーク

2014-02-22 16:14:14 | 出来事(Happening)

 

 

根室から家族連れで来たみなさんに

まずはこの辺りの説明をして、

スノーシューの履き方をレクチャー!

そしてガイドウォークに出発です!!

 

スタッフSチームと、スタッフAチームのに分かれて、

アカエゾマツの森へ行きました♪

 

約20分後…

「楽しかったー!☆」と笑顔で館内に戻ってきたみなさんを見て

『わたしも行きたかったな…』と思った

お留守番をしてたスタッフGでした。

 

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行ってきました~♪

2014-02-21 16:41:55 | 歩く!(Walking!)

スタッフAとSが摩周外輪山へ。

決して遊びではありませんよ!

あさって行われる、自然ふれあい行事

「摩周外輪山スノーシューウォーク」の下見です。

 

天気もいいし、

風のほとんど吹いておらず、

おだやか~。

 

この間の吹雪がウソみたいでしたが、

スタート地点に行ってみたら、

この間の吹雪の爪痕を感じることができました。

 

スゴんですよ、積雪が。

ハンパなかったです…。

 

新雪なのでスノーシューを履いていても、

結構、ズボズボ埋まります。

「どこら辺まで行けるかなあ?」

「この辺までは大丈夫じゃないっすかあ?」

「そうお?」

「うわあ! 埋もれた~」

「じゃあ、その辺りは危ないってことで」

身をもって体験して参りました。

 

 

昨年はこのプログラム、前日からの吹雪で催行できなかったんです…。

天気予報によれば、今年は大丈夫そう。

当日も、こんな景色が見られることを祈りつつ。

 

【おまけ】

スタッフAが突然、

スコップを取り出して雪洞を掘り始めました。

冬眠しているヒグマの気分!?

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今、サイクリングが熱い

2014-02-20 10:06:09 | 自然情報(Nature Information)

今度やすもっとでサイクリングに関する講習会が開かれますよ。

EMCスタッフも主催の川湯温泉の明日と未来を考える会の会議に出席させていただいてまして、

その会が主催しております。

最近この道東の自然の利用の一つの仕方としてサイクリングがあるんじゃないかと

マップを作成したりしてきましたが、

今回はサイクリングについてもっと詳しくなろうよということで、

講習会だけではなく実際に自転車に乗ってみるとどうなんだろう?

ということでモニター体験もするそうです。

観光関係者向けに平日開催ですし、参加費も保険代のみということになっています。

 お時間がある方はいかがですか?

お問い合わせはチラシをご覧ください。

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臨時休館させていただきます

2014-02-17 07:18:44 | アイヌつれづれ(about Ainu)

本日、

猛吹雪のため臨時休館させていただきます。

 

弟子屈町につながる道路は、

すべて通行止となっております。

http://info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp/index.htm

荒天が収まってからもしばらくは、

除排雪作業などが慌しく行われますので、

通行の際は十分にお気をつけください。 

 

先住民族アイヌの人たちによると、

吹雪とは、ウパシアッテカムイ(雪を司る神)とレラカムイ(風の神)が

たまには大暴れしたい!ということで起きる現象だそうです。

 

カムイがやりたいことですから、

人間が止められるものではありません。

 

こんな日は、

囲炉裏端に家族みんなが集まって、

エカシ(男性の長老)やフチ(女性の長老)の昔語りを聞いて過ごすのです。

 

自然の神を相手に生きていくには、

自然の心をよく知らないと思わぬ危機に落ち込むことにつながります。

 

天気の変化をいち早く読み取るということは、

四季を問わず生命を守る第一条件であったといいます。

 

虫の動きや鳥の行動、野獣の立ち居振る舞い、海や山のたたずまいで、

気流の変化を察知して、身の安全に供えた-と。

 

スマートに持ち歩ける機器を使えば、

すぐにリアルタイムな天気状況が見られる時代に生きていると、

自然に対してアンテナを向けるということは、

なかなかムズカシイことなのかもしれません。

 

…なーんてことを考えてしまうのも、

外が猛吹雪で家から出られないからこそ、です。

 

たまには室内で、

おとなしく過ごしましょ♪

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