KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

アナザーワールド

2009-06-29 15:55:23 | 自然情報(Nature Information)
午後になって日が傾いて、森のなかへと優しい光がさしていた。
路には森の影が落ち、鏡のように別世界が広がってみえた。
そこには「今」とは違う「時間」や「空間」があって、
もし、私とあちらの世界の私がはち会ってしまったらどうしよう・・
未知の領域のドアをノックした、蝉鳴く初夏の午後だった(T)

クリンソウが咲くころに

2009-06-27 13:26:32 | 自然情報(Nature Information)
川湯近辺の森できのこハカセ(パークボランティアさん)に会いました。
ハカセは目をキラキラ輝かせながら、この物体を見せてくれました。
なんとマンネンタケ(別名:霊芝)!
成長期の霊芝は触ってみるとふわふわなんです。
硬くなって初めて薬効がでるようです。
「パンくれるんですか?」と一瞬思ってしまった自分は卑しい・・(T)

炎天下の歩行

2009-06-26 16:09:30 | 出来事(Happening)
小学校の総合学習でつつじヶ原へ。
写真は途中の森林内で撮ったもの。
この後、一行は今シーズン体験したことのない暑さを経験することになる。
さえぎるもののない、つつじヶ原。頭に突き刺さる太陽光。
確実に失われていく体力、水分、そして好奇心・・。
過酷な状況下で子どもの意識や興味を持続させることは、難しい(T)

ゴムのような時間

2009-06-24 14:40:26 | 自然情報(Nature Information)
人間の心は、わずか15分を1時間に感じることもあれば、
1日をあっというまに過ごすこともある。
ここのアカエゾマツたちが過ごした時間は約200年。
林の中は静かで動きがなく、時が止められてしまったようだ。
だけど木々の間にぽっかり開いた空は、
びゅんびゅんと時間の流れが見えるようで、とても騒々しい(T)

植物のいきざまを追いたい

2009-06-22 16:11:22 | 自然情報(Nature Information)
4~6月に花ひらいた植物が結実期に入ったようです。
エゾムラサキツツジやカワユエンレイソウ、エゾヤマザクラ、オオバボダイジュ・・
写真はツマトリソウ(サクラソウ科)種のでき始めのようすです。
花の時期が終わったからといって、植物はいなくなるわけじゃないんです。
私はお花見と合わせて、「お種実(見)」という習慣をつくりました(T)

草のゆらぎ

2009-06-20 13:35:09 | 自然情報(Nature Information)
灰色の低い空にゴジュウカラやスズメがせわしなく飛びかう姿をみた。
ハクセキレイはその不穏な景色をじっとみつめている。
頭につけもの石をおかれているようなずっしりとした天気。
この週末も、また雨雲がやってきた。
アブラナ科草本の花が風に大きくゆらされ、その残像が薄暗い景色によく映える(T)

地域環境学習への取り組み

2009-06-18 17:09:39 | 地域情報(Local Information)
地元中学校の総合学習で、硫黄山・つつじヶ原で調べ学習をします。
今日はその事前学習ということで、中学校で出前授業です。
火山による特異な土壌環境と生育する植物のようすを調べることで、
新たな視点からふるさとの自然のすごさを感じてもらえたらなと思います。
あす本番ダー!(T)