神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

左岸流2

2019-04-24 06:37:37 | 谷端川・小石川2

 熊野神社前の通りは現在は山手通りですが、その開通以前には、長崎方面からきて中丸橋を渡る道がありました。→ 「東京近傍図」で見るように、その後は氷川神社前で雑司ヶ谷方面からの道と合流、左折して板橋へと向かうものです。「いたばしの地名」に「長崎道」とあるところで、幕末ごろ、この夜道を板橋の遊郭へ通う者たちの間で、「思い中丸たんぼを行きて、帰りさむしい金井窪」との、はやり歌もあったようです。その長崎道沿いに北上する左岸流を追っての二回目で、右折して中丸橋で本流に戻るまでです。

 

Sagan2

    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)  

Saganm42

    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(明治42年測図) / 王子」  上掲地図と同一場所、同一縮尺です。

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    1. 川越街道を越え、熊野神社前を北上します。

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    2. 山手通りから左側に分岐する一車線分が長崎道の名残です。

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    3. 突き当りを右折、山手通りを横断して中丸橋に向かいます。

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    4. 中丸橋です。江戸時代からの橋で、西光院門前に石橋供養塔のあることは、中上橋のところで触れたとおりです。